昨日の夜は、加藤健一事務所の「木の皿」というお芝居を見てきました。
前から2列目の真ん中のグループの端よりの席だったので、ちょっと見上げるような形になったけど、俳優さんたちを間近にバッチリと見ることができました。
今回のお芝居のテーマは、「老い」。。。
誰もが、大なり小なり抱えている問題でもあるので、見終わった後には、心にズシンとくるものがありました。
『テキサスの田舎町。タバコとビールをこよなく愛する78歳の主人公ロンは、次男のグレン一家と同居している。
最近、とみに体力・視力が衰えて少しボケてきたロンのことが、グレンの妻は負担になってきて・・・。
施設に入れようとする息子たち、施設に行くぐらいなら死んだ方がマシという父親。。。
それぞれがそれぞれの主張をし、家族がバラバラに・・・。』
結局、ロンは、自らが決断して施設に行くのですが、最後に孫娘が自分の母親に、「いずれは、ママも年をとるのよ!!」と投げかける言葉が辛かったです。。。
終演後、出演者が玄関ロビーで、ひとりひとりに握手をしてくれてお見送りを・・・。
何だか、アットホームな感じがとっても好感が持てました♪
加藤さんらは時々、京都でも舞台に立っておられます。 期間が短いので、よ~く注意してないと気がつくと終わってたりします。 前から2番目ぐらいって、確かによく見えますが、ちょっとやはり近いですよね(笑) 遠けりゃ遠いで、近けりゃ近いでなにかしらケチつける私がいます。
確かに、2列目は近すぎ!!(笑)
とは言っても、こればっかりはどうしようもないです。
母が、私たちに言っていた「あんたらも、私の歳になったらわかる!」ということが、あの「いずれは、ママも年をとるのよ」ということに繋がっているような気がしました。
「木の皿」 もはや人事ではありませんから、、
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生きる勇気をもらっています。
私も3年ぶりにこの日曜日「宝塚」へ行ってきます。
よく用いられるテーマと台詞ですね。
今は冷静に見ている孫娘も、自分が年寄りを抱えるようになれば、その考えも変わって行くのでしょうね。残念なことですが・・・。
このお芝居は、ストーリーを読んだ限りでは、とても分かりやすくてみんなに共通するテーマを持った作品だと思います。
母親は年をとったらロンの気持ちがわらるだろうし、今わかったようなことを言ってる孫娘は、母の年になって同じ境遇にあえば母の気持ちがわかる・・・。
『木の皿』っていうタイトルが深くていですね。
一概には、「こうだ!」と言い切れないだけに難しいですね。。。
でも、ナマのお芝居はやっぱりいいですね♪
宝塚、楽しんできてください。
きっと、自分が母親と同じ境遇になったとき、親がしていたことと同じことをしそうな気がします。
今、私たちの身の回りを見ても、同じような現実を抱えている人が多いですね。
初めはあまり気乗りしていなかった夫も、「今度の劇はいつ???」って聞いてくるようになりました。(笑)
「な~るほどねぇ~!!」って納得でした。。。
身近なテーマなだけに、身につまされることも多かったようです。
一概に、こうだという答えがないので、難しい問題ですね。