車でフナ釣りに行ったんだ。
初めての川。
見た目にお気に入りの雰囲気があって朝からワクワクしたものです。
でも結局1匹も釣れずに帰ってきた。
その時に出会った人がいました。
多分70代のおじさん。息子か娘から夫婦の車に乗って釣りにきたそうでした。
釣りをしていると車から降りてゆっくりゆっくりと近づいてきて『おはようございます。ここはxxx川ですよね?釣れますか?』と。
自ら『昔は釣り会に入っていてよくフナ釣りにきたんだけど、もう何十年も来てなかった。数年前に大病をして足を切ってから全く釣りに来ていないから行きたいと言ったら連れてきてくれたんだよ。』と嬉しそうにオレと川を交互に見て話してくれました。
両足が義足なんです。
だから座ってフナが釣れる場所を探しているんだ。
この川は場所によっては椅子に座って釣りができます。
色々話した後おじさんは車にゆっくり戻って行きました。歩いている間、釣りをしている自分を想像してはほくそ笑んでいたかもしれません。
分かりますその気持ち。結果は釣れなくてもこの想像がそれだけで楽しい。
あのおじさんは今はどうしているかな?元気くな?
そんな気持ちになった今朝です。
ところでこの川には去年来て大きいフナを1匹釣ることができました。
あれから1年。
今年は行けないのかな。