気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

Bravogue

2008年09月25日 | 音楽
ジャズピアニスト山中千尋の新譜が届いた。

初回生産限定盤を注文したので、DVD(Making映像)が付いている。
録音初日をドキュメンタリー風に撮ったこのDVDは面白い。
完成度が高く、稲森いずみの妹で通用してしまうルックスなので、NHKで普通に流してもファン以外の方も楽しめる内容だと思う。

アルバム全体としては、オーソドックスだけど、個性を感じる。
冒険はないけど、今までの中で一番統一感があり、アドリブを含めてまとまりがいい気がする。
ジャズ入門のCDとしても、このCD&DVDのセットはおすすめ。

ブログをつけているジャズ・ピアニストが多いけど、ヤンハマー真っ青のロック調でハードなプレイをする上原ひろみは、すごく論理的な文章を書く。
キース風の計算されたフレーズワークのAkiko Graceは、感受性が強い文章を書く。
オーソドックスなジャズの山中千尋が、ヒップな文章を書く。

かつてのジャズマンってすごい(?)人が多く、生き方そのものが破滅的なジャズって感じだ。

ジャズピアノでもっとも美しいと思われるビル・エヴァンスは、麻薬中毒。
金欲しさのため、録音もすごく多いとか。

帝王マイルスデイビスも、自叙伝を読むと過激な生活を送っている。

そのマイルスの恩師、チャーリー・パーカーはクレイジー。
ボサノバ・ジャズでグラミー4部門を独占したスタン・ゲッツは、それ以前に麻薬の金欲しさにコンビニ強盗をしてあっさりと捕まっている。

こう考えると、多面性がないと個性のある音楽は生まれないかもしれないね。
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