とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

海老蔵さん

2019年07月18日 | 古典芸能
15日の透析後
お弁当食べて帰るんだけど、
お腹がすくので、帰宅してからもちまちまと食べる

さあ、明日は歌舞伎座よ
海老蔵の13役に宙乗りありという夜の部ね

ワクワク用意してました
宙乗り見たいから二階席取ってるの。で、双眼鏡も必要ね・・

そんなところに、は!
あら!
海老蔵休演
夜の部そのものが中止と。
ええええ・・・
びっくりしましたよ

昼の部にも出てる。
素襖落は代演で、
息子の勘玄君との共演で話題の外郎売は演出変更でやるそう。
・・これは大変。勘玄くん・・

アデノウイルス感染で咽頭炎とか
声が出ないって
まあ全身不調だと思われる

自分が観に行けないこともショックで残念だけど
海老蔵さんがめちゃくちゃ心配

16日の段階では、18日から出ますってことだったけど
先ほど見たら、今日も休演。その後も未定って

ツイッター等で、歌舞伎は代演が普通だ。おかしい。
との声もありましたが、今回はまあさすがに無理

何しろ、義経千本桜を「星合世十三團」と銘打って
海老蔵が十三役を演じるという、海老蔵がいなくては成り立たない企画
これですよ


十三役ということは、来年の十三世団十郎を意識してるんじゃないでしょうか。

代役となると、13人必要かと。ま、少なくとも数人は必要。
それだけ出来る人が、何人も非番なわけがない。

大体今回はさすがに企画が無謀だったかと思われます。
昼の二役も結構な役。
そして夜は出ずっぱりで、早変わりや、宙乗りもあり。

昼の外郎売は息子との舞台。
夜のはもともと数年来の本人の希望の舞台だったとか
本人も頑張りたいところだったでしょう。

それにしてもですね。
歌舞伎舞台はちょっと無理があるかと。
観客としても4時間の舞台はきついもの


六月大歌舞伎昼の部2019.6.11

2019年06月12日 | 古典芸能
今年はとても梅雨らしい東京です
じめじめ・・そとは肌寒さ、なのに家の中はむしむししてます
紫陽花が綺麗


六月大歌舞伎は、昼の部に吉右衛門、仁左衛門大御所の得意な出し物
夜の部には幸四郎主演の新作歌舞伎

新作も体力があれば観てみたいものですが、
今月も弱気に昼の部のみ

一、寿式三番叟ことぶきしきさんばそう

能仕立てでお目出たく。新元号を意識してるかな

中村東蔵の翁、松江の千歳。親子なんですね気付いてなかった。
そして、三番叟に、幸四郎と松也。これが若々しくて息もあってとても良かったです。
花道を思いっきり踏むので、音がすごくて、近かったのでびっくりしたほど。
幸四郎は踊りはお得意ですよね。体幹がブレなくてなめらか。
松也が緊張して頑張ってるのがわかりました。

ニ、女車引きおんなくるまびき

魁春、雀右衛門、児太郎で、松王丸、梅王丸、桜丸の夫人を。
なんだか姑母娘の女三代ぽくみえて。個性が合っていたと思います。
悲劇の話の前兆の場面だけど、こちらも華やかにお祝いムード。

三、梶原平三誉石切かじわらへいぞうほまれのいしきり

御存じといっていいくらい有名なお話。
吉右衛門・白鴎の持ち役という印象もある。私も何回か拝見してます。
舞台に近かったので、吉右衛門の表情やしぐさもけっこう細かく見えました。
というか、細かいしぐさがあるんですね。やっぱり舞台に近い席は良い
歌六と米吉の親子が自然。そうだこちらも親子でした。

四、恋飛脚大和往来こいびきゃくやまとおうらい
 封印切ふういんぎり

今回の目的はこれ。仁左衛門の忠兵衛観たかったので。
平成元年以来とのことでちょっとびっくり。
さすがの色気で優柔不断な男をかっこ良く。金と力はない色男やらせたらやはり絶品。

傾城梅川を息子の孝太郎、女将に兄秀太郎、悪役に秀太郎養子の愛之助。
愛之助が活舌よく、いい悪役やってます。
全体に、上方風でやわらか。松島屋型となるそうです。
花道の引っ込みが情緒と哀れさで後味もいいです。

昼の部、全体的に大満足させていただきました。



團菊祭五月大歌舞伎夜の部 2019.5.21

2019年05月28日 | 古典芸能
先週に続いて夜の部へ



一、鶴寿千歳かくじゅせんざい

昭和天皇即位の奉祝曲として作られた曲で、
そのあとも時代の節目を記念して上演されているとのこと。
筝曲を主体とする演奏。なので女性が舞台の上に。

私なんと遅刻してしまいまして・・終わりの方しか見られず
時蔵と松緑の舞踊劇だったのに・・申し訳ない


ニ、絵本牛若丸
七代目丑之助初舞台


ということで、両方の祖父、菊五郎と吉右衛門がそろい踏み
終始にこにこしてました

他にも、時蔵、雀右衛門、松緑、海老蔵、楽善、左団次等勢揃いで賑やかに
菊之助が、ここでは弁慶を。
・・花道出たところで・・ちっさい・・と思ってしまってごめんなさい
背の高さではそんなに小さいわけでもないと思うので、隈取してても可愛いから・・
下駄を履いて出たらよかったのに、と思ったのですが、
引っ込みで牛若の丑之助を肩車するので、下駄は履けなかったのかも

ともかく丑之助君が可愛くて楽しかったです。
おっとりしてて、でもタイミングばっちり、声もしっかりと。
花道でかわいい六方も。

三、京鹿子娘道成寺
道行より鐘入りまで

夜の部のお目当ては、これ。
若手ではもう最高峰かと思います。可愛さ綺麗さではだれにも負けない
所化には権十郎以下の若手が勢揃い。
左近(松緑の子)鷹之資(富十郎の子)も

まあここで大満足で、帰りたいくらいなんだけど
貧乏性のために・・最後まで

四、曽我模様侠御所染そがもようたてしのごしょぞめ

疲れもあったけど、侠客の話は苦手だな・・
若手が頑張って、まあまあ

・・・・・・・・・・・・・・・

来年は海老蔵が団十郎になるから、
團菊祭、盛り上がるだろうなあ

團菊祭五月大歌舞伎昼の部2019.5.16

2019年05月16日 | 古典芸能
歌舞伎座久しぶりのおお賑わい
売店も大混雑
着物率かなり高い



一、寿曽我対面

何度も観てる気がしますが、いろいろ設定の違いもあるし
最近面白さもわかってきたような。

松緑の工藤祐経は初役。たしかに、そういう年になったかとも思いますが
これがとても良かったです。
他のメンバーが若いせいもあるでしょうが、締めている感じで貫録も。

大磯の虎に、最近好きな若女形尾上右近と、化粧坂少将には可愛い米吉


ニ、歌舞伎十八番勧進帳

海老蔵の勧進帳は多分初めて観たのですが、すごく魅力的。
花道からの出の時に、命かけて主を守るという覚悟がみえました。
楽しいというか面白さもある。
そしてやっぱり目がすごい。大きな目を自在に動かしてくれます。
顔が見える距離にいたんだけど、目をみたくて双眼鏡でしっかり。
表情豊かで、まあそれで結構笑いも微かですけどおきてました。
花道の引っ込みは予想通りの迫力で。大満足

勧進帳といえば、吉右衛門、幸四郎(白鷗)故団十郎さんあたりが
やはり印象に強いですよね。正統派だと思います。
海老蔵はちょっと違いますね。
まあ好き嫌いはあるかもですが、若い人にはうけそうです。今日の客は大喜び。

松緑は今回は二回目の富樫。
海老蔵に相対した感じが年齢も近いし、いいと思いました。
辰之助時代に一度、勧進帳の弁慶をやってるのかな?
今後観たいです。また新しい個性を見せるか、正統派を継ぐか。

菊之助が義経。贅沢な配役。さすが團菊祭。


三、神明恵和合取組かみのめぐみわごうのとりくみ
め組の喧嘩

菊五郎が菊之助ほか若手勢揃い従えて頑張りました。
いつもながら、若い役はきついものの、そこが歌舞伎というか芸だから。
左團次も相撲取り役で頑張って。
楽善、亀三郎・亀蔵、彦三郎の親子三代。
尾上左近(松緑の息子)プロフィール写真が古くてちょっと分かりにくい。
多分この子だろうと(笑)変声期真っただ中かな。

何回か見てる演目で、まあ面白いけど、疲れた。


来週、夜の部観ます。

四月大歌舞伎2019.4.23

2019年04月24日 | 古典芸能
4月は観ないことにしてたんですが・・
人間国宝4人が揃うのに、多分入りが悪い・・
わざわざこんなお知らせが来たし
新聞にまで客が入ってないと書かれてるし
ちょっと気になって、チケット見てみたら
とてもお得な席が空いていたので、直前に購入
昼の部へ


一、平成代名残絵巻おさまるみよなごりのえまき

天皇代がわりを寿ぐ新作を平家物語風に。
福助が常盤御前。座って登場。台詞いくつか。最後立ち上がって幕。
今回は仮花道もあったんです。
幕を引いてから、右に児太郎の遮那王(源氏)が白いのぼりを持ち、
左に巳之助の平知盛(平家)が赤ののぼりを持ち
若々しく駆けて行きました。かっこいい~
今回の席は1階の後方で舞台には少し遠いけど、見晴らし良く
両花道を最後まで観られましたから大満足。右・左と忙しかったけど

児太郎は期待の女形ですが、立役もいけるとわかりました。

ニ、新版歌祭文しんばんうたざいもん
座摩社
野崎村

これがすごく見応えがありました。配役も最高
お染・・雀右衛門。華憐でひたむきなお嬢様
久松・・錦之助。金と力のない色男が、いつものかっこいい役より合っている
お光・・時蔵。かわいい村娘ばっちり
小悪人の又五郎、久松の義父に歌六もすごく良かった

最後にまた両花道。右に駕篭の久松。左にお染と母親の舟が消えていき
にこやかに見送っていたお光が、父親久作にすがって泣き崩れる・・
歌舞伎的にちょっと珍しい幕切れかと思いますが、
そこまでの芝居が良かったこともあり、ぐっときました。

三、寿栄藤末廣さかえことほぐふじのすえひろ
鶴亀

藤十郎の米寿(88歳)記念ということで、子や孫、ゆかりの若手が集まって・・
新聞に、見るところないと書かれてましたね。(めちゃ酷評!!)
まあ、児太郎が綺麗でした(贔屓)

四、御存鈴ヶ森ごぞんじすずがもり

まさに、ご存じの鈴ヶ森ですが
菊五郎と吉右衛門が同じ舞台というところがいいですね
17歳の権八を菊五郎はきついものの、カッコ良かったです。
何度か見てますが、まあ面白いけど、というところ
重いお芝居を観た後の、昼の最後にはぴったり。

4時間くらいなのか、大変に疲れます。
そして内容のわりに、客がやはり少ないのが残念
若い人には魅力ないのかな、この4人全員後期高齢者でしょ。
高齢客は疲れるから、良い(面白そうな)出し物選んじゃいますよね・・
個人的にはもう少し短く(3時間くらい)だとありがたい
疲れたら帰ろうと思っていても、ねえ・・

三月大歌舞伎昼の部 2019.3.7

2019年03月30日 | 古典芸能
三月中にはレポしないと
とはいえすでに1か月経ってしまったので記憶が・・

一、女鳴神

鳴神の主役男女を入れ替えたお話。
女性の鳴神に、色男が現れてお酒を飲ませて
寝ている間に、滝のしめ縄をきって
滝つぼに閉じ込めた龍をとき放して雨を降らせる物語

まあやはり、男の鳴神上人のほうが話も自然で面白い


ニ、傀儡師(かいらいし)

傀儡師とは人形を遣う大道芸人のこと。
一人の演者が何役かを踊り分ける舞踊劇。
幸四郎は踊りは上手なので良かったと思いますけど
申し訳ない。記憶がないです。


三、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
近江の国高嶋館の場
館外竹藪の場
土佐将監閑居の場

高嶋館の場で、襖に描いた虎が飛び出て来る場面で
出てきた虎がめちゃくちゃ可愛くて元気で、大受け
獅子舞のような二人で演じる着ぐるみですが、
京劇の虎みたいな顔で愛嬌がありました。

土佐将監の場が感動的で、大変面白かったです。
白鷗が吃音の障がいのある絵師、
猿之助がその気丈な女房で、どちらもとても良かったと思います。
白鷗は演技力があるのでこういう芝居はやはりいいです。
猿之助の女形はすごく良かったです。正直苦手だったけど見直しました。
他にも彌十郎の師匠、門之助の奥方で、全体に雰囲気もよかったです。


三月は昼の部のみの観劇。
夜の部は、幸四郎と猿之助のダブルキャストがあったり、
仁左衛門の盛綱陣屋がまた、かっこいい(でしょ!)ので魅力だったんですが・・
体力があれば・・と思います


二月大歌舞伎2019 夜の部

2019年02月17日 | 古典芸能


一、熊谷陣屋

吉右衛門が、魁春、歌六、雀右衛門、菊之助などと
重厚なお芝居を見せてくれました

悲劇的なお話で苦手なのですが、浄瑠璃にのせているのが、共感を高めるような。
吉右衛門のを観るのは初めてではないですが、
すごく力が入っているように感じました。
最後の台詞「十六年は一昔、夢だ」に感極まって
やり場のない怒りと哀しみが見えました。

ニ、当年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)

ご存知、曽我兄弟が父の仇祐経を討ちに来るところへ
再会を約束して祐経が通行手形を与えるはなし。
今回は舞踊劇。
曽我の五郎に、松緑の息子左近13歳。
おとなに混じって元気に凛々しく演じました。


初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言
三、名月八幡祭

河竹黙阿弥原作を新歌舞伎として新解釈で作られたもの。
初世辰之助が演じたときに出演した、玉三郎と孝夫(仁左衛門)が当時と同じ
芸者美代吉と、情人三次役で演じていて、さすがにお二人とも色っぽく適役。

田舎からやってきた朴訥で商売熱心な新助に松緑
予想通りのはまり役です。
松緑の代表作になるかも。

ここでは、百両のお金がポイントなんです。
芸者美代吉にとっては、日常情人に,三両、五両と与えているためにできた借金。
大きい金額ではあっても、一晩やり過ごせば良いもの。

新助にとっては簡単には作れない金額。
それでも用意出来れば、美代吉と世帯が持てる・・となれば、
足元見られて田舎の家や田畑をかたにして必死で作ったお金。

ところが美代吉はパトロンから手切れ金として百両をもらい
新助には、もういらないよとあっさり・・。

絶望から逆上した新助は、祭の夜に大混雑のさなかに美代吉を殺してしまいます。

追記
松緑は目が大きい。これはやっぱりいいと思う。
表情が豊かで感情が良く表れる。
・舟で嫋やかに去っていく美代吉を、こころ持って行かれて呆然と見つめる。
・花道を高揚しながら歓喜で駆け出していくところ。
・騙されたとうめきながら花道をよろめきながら去っていく
・町衆に捕まって、担がれてのひっこみでの叫び
心こもった演技本当に良かったです。
いつも以上に、花道の見える席がお得です。


1階はさすがにほぼ満席に見えましたが、
売店あたりに客が少ない。トイレ行列も少なかったし。
昼の部も暗い話が多いしな。売れ行きどうなのかな。
若干将来に不安を感じさせます・・
来年は団十郎襲名で大賑わいになるでしょうけど、そのあとが・・

個人的には、地味だけど充実してて大満足でした。

寿初春大歌舞伎昼の部2019.1.17

2019年01月26日 | 古典芸能
また1週間ほど放置

歌舞伎座の正月公演です
白鷗、吉右衛門、梅玉、東蔵、幸四郎、秀太郎、
芝翫、七之助、猿之助、魁春・・・
役者は揃っていますし、演目も相応しいと思いますが、
ちょっと地味なのかも。平日とは言え、空席もありちょっと淋しい。

考えると、
1月は東京だけでも、歌舞伎座に、国立劇場に菊五郎一座、演舞場に海老蔵座長
浅草公会堂に若手(松也座長)・・ということで
俳優の厚みはいまひとつの印象
まあ歌舞伎上演が多すぎるのかも。
そして、歌舞伎を観る人がそこまで多くないのでしょう。


一、舌出三番叟

春らしい連れ舞を、魁春と芝翫で。
「舌だし」とあるので気にしてましたが確認できず。
演出によるそうですが、見損なったか?



ニ、吉例寿曽我

子供の、曽我の五郎・十郎が、父の仇工藤祐経を討とうとやってくるところに
祐経の妻、椰の葉御膳が現れて、
巻狩りの手形を渡すという、お正月に多い曽我ものです。

この椰の葉御膳で、福助が出演するというのでこれを目当てで。
障子が開くと椅子に座って現れました
声はしっかり、左手を支えられて立ち上がり
左手で手形を投げまして・・
それだけですが、ファンは嬉しい
今後もまだ出来る役があると思います


三、廓文章吉田屋

幸四郎の伊左衛門、七之助の夕霧。
綺麗でした。
幸四郎はキャラクター的にピッタリかも。


四、一條大蔵譚
奥垣・奥殿

白鷗が、なんと染五郎時代に演じて以来とのこと。
印象として、白鷗になっていろいろ自由に演じたいのだろうな・・
勘三郎に習ったと語ってますが、勘三郎とも、吉右衛門とも違う感じ


客席は周囲に女性客のグループも多くて、おしゃべりも賑やか
おばさん特有の(自分も含めて)正しくない情報も飛び交ってて

・金太郎くんが出てたら満員だったんじゃない?   染五郎のこと(まあ確かにね)
・勘玄くんより弟のほうが将来性あるらしいわよ   勘玄君には弟はいないので、勘九郎の息子たちのことかな
・年だから・・腰がしゅっとしてない        誰のことかな・・まあそこはしょうがない



今月は歌舞伎3回がんばりました。





国立劇場初春歌舞伎公演2019.1.10

2019年01月17日 | 古典芸能
またまた1週間経ってしまいました(汗)

私は、歌舞伎を観始めた若いころから、国立劇場に行くことが多かったです。
歌舞伎座はチッケトが取りにくかったし高かったので。
国立は入場料も安かった(現在でも)しかも通し狂言が多いので勉強になると考えていました。

ただ年を取ってくたびれやすくなると、面白い狂言だけの良いとこ取りはありがたい。
若いころお正月公演は、二世松緑座長で行われていて、それがすごく好きだったのです。

最近の初春は菊五郎座長の公演が行われています。
今年は
通し狂言姫路城音菊礎石ひめじじょうおとにきくそのいしずえ

姫路城の天守閣に住むという、おさかべひめの伝説を元にして何回か書かれたもの。
今回新たに台本を補綴したとのこと。お家騒動の物語。

1週間経ってるうえに、いろいろ絡んだお話なのであらすじは省略・・
そのへんはすみません。うまく書けないので・・

菊之助、松緑、楽善、彦三郎、団蔵、亀蔵(片岡と坂東)などなど

今回は菊五郎の二人の孫、寺嶋和史くんと眞秀くんが出演していまして
二人とも可愛らしく立派に演じていたと思います


ところで、古いプログラムを見てまして、面白いものをひとつ
訂正
国立劇場のものと、思い込んでいましたが、歌舞伎座のプログラムでした。
若い時は国立ばかり観たと記憶してたんですが、けっこう歌舞伎座にも行っていたようです。


1972年10月十月大歌舞伎から
表紙のみカラーであとは白黒でした。

左から、中村吉右衛門、坂東玉三郎、市川海老蔵(故団十郎)尾上辰之助(故三世松緑)
吉右衛門と玉三郎は当代ですね。

ご挨拶の中で、
時代を担う辰之助、吉右衛門、海老蔵が、弁慶、富樫、義経三役を、交代で演じます・・
とあります。豪華ですねえ。
私は何を観たんだろうか。記憶がない・・
訂正
当時の日記を見つけて確認したところ、
弁慶・・吉右衛門
富樫・・辰之助
義経・・海老蔵
のを観た模様です。
感想は書いてなかった…




新橋演舞場初春歌舞伎公演昼の部

2019年01月03日 | 古典芸能
あけましておめでとうございます。
東京は大晦日あたりからずっといい天気で穏やかなお正月です

三が日の今日、新橋演舞場の歌舞伎初日に行ってきました。
海老蔵さんの座長公演。
初日はさすが、客席も華やかでした。

一、義経千本桜
鳥居前

獅童さんの狐忠信。かなり緊張されて見えました。
話自体は明るくはないものの、面白い場面もあるお正月らしい舞台


ニ、極付幡随長兵衛 きわめつき ばんずいちょうべえ
「公平法問諍」きんぴらほうもんあらそい

実在する、庶民に人気のあった幡随院長兵衛のお話のひとつで、
もちろん創作でしょうが、権力者が侠客とは言え庶民を謀殺するという、
理解できない正直いやなお話なので苦手なのですが・・

海老蔵さんがかっこよく演じてまして、キャラクター的には合ってますね

にしても、長男勘玄くんが息子役で・・
死を覚悟して出かける父親に、行かないでと縋り付き、
花道を去っていく父親を凝視して・・
と、なんで初春に選んだのかしら・・
隣の方、マジに泣いてました


三、三升曲輪傘売みますくるわのかさうり

これこれ!!これを観たくて来たのです。
新作舞踊劇で、まだ2回目の上演。
傘をつぎつぎ出していく、手妻(手品)を見せて
お正月気分満載でした
こういうおしゃれなの、大好き

お天気よすぎてうまく写せなかった


午後6時10分頃また熊本でちょっと大きな地震が
まだ完全には復興してないのに。
地震や噴火などの災害がいつ起こってもおかしくないんですね。
お正月から現実を感じています。