とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

九月花形歌舞伎 二部

2013年09月25日 | 古典芸能
新作 陰陽師(おんみょうじ)通しで

夢枕獏の同名原作を、こけら落しにあわせて、初めての上演
花形とうたうだけあって、若手スター俳優が勢ぞろいです
海老蔵、愛之助、菊之助、染五郎、松緑、勘九郎、七之助・・


新聞での評価いまいちで、私も新作はやや苦手ですが、
夢枕獏の小説はとても好きだし、俳優にも魅力ありで


「歌舞伎」好きが、「歌舞伎」を観ようと思ってくると
かなりの違和感ありかも

一番違和感があったのは、音楽
普通、歌舞伎では、長唄・浄瑠璃などの生演奏で、うたが入りますよね

ところが、多分生演奏ではなく、うたはありません。
枇琶、琴、笛、三味線が聞こえましたが、録音?ちょっと残念


歌舞伎にこだわると、違うね~となるけど
お芝居ととらえると、とても面白かったです。
テーマも現代に合っていたし

背景や流れにも、工夫がありました。
効果やしかけも、いいかんじ
大ムカデとの立ち合い面白い


多分、歌舞伎風に演出することも可能だったと思いますが
新しいことをしたいという、意欲は感じました。
かなりの冒険でしょう

たまたま見たテレビで海老蔵が
若い観客を増やしていかないと、今はいいけど・・と語っていました
そんな、危機感もあるのでしょう

たしかに若い観客が少し多めだったかも。



個人的には
琵琶の音はとても合っていたので、
演奏家をそろえて、生演奏で唄も合わせてやれたらすごくいいなと感じました。
まあ、琵琶の演者がそうたくさんいないのでしょうけど

全体的には
俳優の配置とか台詞まわしを、もっと歌舞伎に寄せて作れば
なかなかいい作品になって、いわゆる歌舞伎好きにもよろこばれそうだと思いました。


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階段が上下できるまで、膝も回復~

でも新橋からメトロ(ふたつ)への乗り換えは、階段ばかりできつい
やはり古い駅だものね
帰りは都営地下鉄で五反田乗り換えにしたら、ずっとエスカレータでした