阿弖流為(あてるい）

新橋演舞場
「歌舞伎NEXT」だそうです
未来に向かって挑戦するという意志を示してる、
とのこと




元の原作は漫画
劇団新感線が上演したものを、染五郎の希望で歌舞伎にしたとのこと
坂上田村麻呂の東北地方平定を舞台とする物語
主人公の阿弖流為は、実在の人物で蝦夷の英雄
・・・敗者だからほとんど記録がないわけですが・・

染五郎、勘九郎、七之助の人気若手と
弥十郎、亀蔵、萬次郎といったベテラン
演技は文句なし
衣裳が全体に綺麗でかっこ良い
白い狼？とか龍が良く出来てて、動きもすごかった
花道二つ。それを生かして走り抜けて、躍動感アリ
ライトアップ、サーチライトを多様してた

新作歌舞伎って、どうしても音楽に難あり
録音された音楽が多くなるのが残念
剣を振る擬音も気になるな・・

果たして、これは歌舞伎なのか？

新作歌舞伎にはいろいろ難しいと感じるところアリ
満足するより、ちょっと・・ということが多いですが

勘三郎さんが
歌舞伎役者がやりゃ歌舞伎になる・・と言われたとか

歌舞伎かどうかにこだわらなければ
歌舞伎役者による、上質な演劇、
エンターテイメントになっていました

歌舞伎を意識した、見得をきるとこや
勧進帳のような引っ込みがありました

多分ファンが集まってるとは思うけど、客席は大盛り上がりでした

パンフレットが素敵に出来てるんですが
それを見ると、隈取と言っていいのか、
今風メーキャップもいけてる

阿弖流為

田村麻呂


七之助の立烏帽子



最後に阿弖流為と田村麻呂のねぶたと
らっせらっせ～踊る民衆
そうそう。このリストバンドが入口で配られてて、
一緒に盛り上がります（光ります）



歌舞伎かどうかにはこだわらなければ
じゅうぶん楽しくて、感動ありました。