とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

七月大歌舞伎昼の部2018

2018年07月17日 | 古典芸能
七月大歌舞伎は昼夜どちらも海老蔵座長です
初日に行ったこともあるけど、客席も賑わっていて
売店も混みあっていました


昼の部は
通し 三國無双瓢箪久(さんごくむそうひさごのめでたや)
  出世太閤記

豊臣秀吉は最も人気のある武将の一人ですね
庶民の人気が高く「太閤記物」として多く上演されてきた
いくつかを再構成したものとのこと

秀吉を海老蔵、獅童が明智光秀で
格好よく、おもしろく展開してます。

秀吉に若い時の妻がいて子供もいたとか、って
少々荒唐無稽ではありますが、歌舞伎なのでまあ・・
序幕で西遊記の物語を挟んで、海老蔵の宙乗りあり
・・せっかくでしたが見上げる位置に座っていたので良く見えない
今回は二階席がいいかな。

物語は明智光秀が本能寺に向かうところから
毛利攻めの秀吉が、陣中から京都へ取って返し
光秀が落ち武者刈りで亡くなり
「大徳寺焼香」・・三法師(信長長子の子)を抱いた秀吉が現れて織田家の実権を握る、

大徳寺の場面は単独で、(十一世)団十郎が海老蔵時代と、猿之助時代の猿翁が演じてるようです。
プログラムに、(十一世)団十郎に抱かれた(十二世)団十郎の写真があり、
今回の海老蔵親子にそっくり
で、海老蔵は祖父(十一世)団十郎にそっくり。
・・うーん・・紛らわしい

団十郎の家の芸というもののようですが、
亡くなった(十二世)団十郎は秀吉を演じてないみたい。

勘玄君はきっちり三法師を演じてました。
まあいつも子役さんは偉いなあと思うんですが、
片手に持った杓が揺れない。お目目パチパチしない。


初日に観てからもう10日経ってて大分忘れてますが
海老蔵の美しさは際立ってました。
特に花道に立っての挨拶素晴らしかったし楽しかったです。
・・2017/7/5「何色でしょう」に書きました・・

ただよく思うんだけど、くぐもった声を使うことがあって
(意識してか、無意識かは不明)
どこから聞こえるか分からないことがあるんですよ
今回も途中からそんな感じでした。


夜の部は「源氏物語」
能楽やオペラとの融合とか意欲的な作品みたい
暑さで意欲がいまいち