二月歌舞伎座昼の部

ただ今、なんとなく幸福感
快い疲れも

それはこちらのせい。↓
あ・・ぼけてる



吉例壽曾我（きちれい　ことぶき　そが）　　・・・・・時代物
彦山権現誓助太刀（ひこさん　ごんげん　ちかいのすけだち）
　　　　　毛谷村(けやむら）・・・世話物
積恋雪席扉（つもるこい　ゆきの　せきのと）・・・・・舞踊劇

という、いいかんじの並びですね。

今回行くかどうかずっと迷ってて、
・・なんか地味な印象があって・・
でもやっぱり、菊之助の桜の精を観ようと
直前に空席を確認したら
かなりの良い席が取れることがわかったもので
行って、
大正解でした

正直、ひさびさに
　やっぱ、歌舞伎って面白い～

を、実感しました。


壽曾我は、中堅・若手が勢揃いで、はなやかで。
又五郎と錦之助の立ち回りや、
大階段がうしろへひっくり返るのも面白く
巳之助も出てたんですが、頑張れ！という掛け声が掛かってた

毛谷村は、調べたら昭和５７年に、
吉右衛門・菊五郎という、すごい顔合わせを観てるんですが
・・またしても、記憶がない
もったいないこと、この上ありませんが
構わずに見たいもの観ていこうと、改めて決意

菊五郎が主役を初役だって。
今後こういう役が増えていくのでしょう。上手ですもの。
・・というか、美人はむつかしい？
時蔵が、すっごくいい！！
こういう、女丈夫って役がほんとに似合う


最後がお楽しみの、積恋
菊之助が、やっぱり美しい
うん。若手女形ナンバーワン、間違いなしでしょう

ただ昔に、２０代だった玉三郎の
この世のものとも思われない美しさが目に残っているので
もう一息かな
まあキャラクターが違うから。
妖艶な玉三郎に、純真さは菊之助ね

そうそう、幸四郎が相手役の黒主なんだけど
くるくる回るような、激しい踊りをきっちり頑張って、すごく良かったわ。
前方の席だったから、
気合入れる声が聞こえたり、息を切らして
ちょっとお気の毒でしたが
７０代ですものね。感動ものです


すべてが、これぞ、古典歌舞伎
舞台も演出も、俳優もそろって、

大満足の観劇でした