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熊谷市長、時事通信の「10兆ベクレル誤報」こき下ろす前に、あなたは、何を言っていたの?!

2012-04-03 17:27:58 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

熊谷市長。たしかに時事通信の記事は誤報であることは間違いない。しかし重要なことは、「放射性物質の拡散予測データ「世界版SPEEDI」の試算結果が」「高い値が出ていたにもかかわらず、文部科学省と原子力安全委員会の間で十分な連携が取られず、現在も公表されていない」ことであること。

そして、「昨年3月14日午後9時ごろに福島第1原発から放出されたヨウ素の量は毎時10兆ベクレル、セシウム134、137もそれぞれ同1兆ベクレルと推計」され、さらに東京新聞の記事にあるように「十五日朝に房総半島まで広がったとみられる」という事実だ。

熊谷市長は「他にも突っ込みどころが多すぎて情けなくなる報道」と時事の誤報をこき下ろすが、3月15日、大量の放射性物質(セシウムやヨウ素ばかりではない)が房総半島ー千葉市にも降り注いだ、と言う事実である。
東京都文京区で当時測定した記録の「ビデオ」を見てほしい。 http://youtu.be/hMKo9ZmhEjo

熊谷市長。福島原発事故現場から、「1時間に10兆ベクレル、セシウム20兆ベクレルという大量の放射性物質」が拡散し、千葉市にも拡散されていたとき、多くの市民が「放射能の不安」に陥っているときに、あなたはブログに、

「1000マイクロシーベルト/時であっても一時的であれば問題ない」

高い数値が計測されても距離がありますので、その間に拡散し、人体に影響のないレベルに薄まります」

「妊婦への影響も避難等が必要なレベルではないと聞いています」

そもそも、健康への影響を考えるのであればタバコの方がよっぽど発がん性が高いわけです。
この程度の数値を気にするということは禁煙はもとより、身の回りに喫煙する人を全く近づけない生活をすることと同じことになります」

「放射線を出す温泉にも多くの人たちが入っている現実もあります」

と熊谷さんが書いていた事実は決して忘れませんよ。

熊谷市長!
SPEEDIを隠蔽し、「ただちに健康に影響ありません」と多くの福島県民に避けることができた大量の被曝を強制した民主党政権や、「安全です」「今までのように子供は外で遊んで構いませんよ」と飯館村で「安全キャンペン」を行っていた(これは殺人だ)御用学者達と、同じだということです。

同じ市長でも、東京都多摩市の阿部市長は3月15日に「23日までは登下校通園時は長袖・マスク、外遊ぴなどは控えるように』との通達を出していまた(最初は休園休校と考えていたようです)。同日は政府が「直ちに影響はない」と繰り返しているなかで、保護者を含む市民からは大げさすぎるとの苦情もありながら、また保育関係者からも悲鳴が聞こえるなか、

この多摩市長の判断で、多くの多摩市民が関東に降り注いだ膨大な線量の無用な被爆から守られたのは事実なのです。

本当に、あなたのツイッターを読んで、本当にがっくりです。

いい加減に、「原発事故の戦犯」「大量被曝を強制した殺人者」である、国や東電や御用学者のいう「安全」を少しでも疑いの目で見るようにしてください。


以下にに訂正

 


昨年3月15日 千葉でヨウ素10兆ベクレル、セシウム134、137もそれぞれ同1兆ベクレル拡散

2012-04-03 16:04:50 | 放射能汚染

千葉で「ヨウ素10兆ベクレル」未公表=昨年3月、世界版SPEEDI試算

 東京電力福島第1原発事故で、昨年3月15日、放射性物質の拡散予測データ「世界版SPEEDI」の試算結果で、千葉市内でヨウ素の濃度が毎時10兆ベクレルという高い値が出ていたにもかかわらず、文部科学省と原子力安全委員会の間で十分な連携が取られず、現在も公表されていないことが3日、分かった。
 文科省や安全委によると、世界版SPEEDIは放出される放射性物質の拡散状況を半地球規模で予測するシステム。日本原子力研究開発機構が同システムを運用しており、昨年3月も文科省の依頼を受け、試算を行っていた。
 それによると、福島第1原発から昨年3月14日午後9時ごろに放出された放射性物質が拡散した結果、千葉市内で同15日午前6~7時、ヨウ素の濃度は毎時10兆ベクレル、セシウム134、137もそれぞれ同1兆ベクレルと推計された。
 この試算データの評価について、文科省は安全委の担当と判断し、同16日に安全委へデータを送るよう同機構に指示した。同機構はメールに添付して送信したが、安全委は重要情報と認識せず、放置したという。同様にデータを受け取っていた文科省も、安全委に公表するよう連絡しなかった。(2012/04/03-12:49)

その時の千葉熊谷市長は

2011年03月16日の熊谷千葉市長ブログでつぎのように述べています。

放射線に関する報道について

昨日からテレビなどで、また今朝の朝刊各紙でも放射線について大きく報道がされており、市民の中でも不安に思う方が多数いらっしゃるようです。

メディア報道に左右されず、冷静な対応をお願いします。
千葉県では毎時間放射線について測定を行っており、その数値は昨日17:00に最大値0.313マイクロシーベルト/時を計測しましたが、
その後は0.03台に落ち着いています。人体に全く影響のない数値です。

放射線医学総合研究所やその他の専門家も「1000マイクロシーベルト/時であっても一時的であれば問題ない」と説明しています仮に原子力発電所周辺で高い数値が計測されても距離がありますので、その間に拡散し、人体に影響のないレベルに薄まります。

自治体の様々な窓口に問い合わせが増え、復旧にあたる職員の稼動が取られています。
メディアに対しても国民への影響などが理解できる報道を心がけて頂くよう申し入れを行う予定です。
ご不安になるのは十分理解いたしますが、私たちは放射線の世界的権威である放射線医学総合研究所を抱える街です。日本で一番放射線に冷静に対応できる市民でいましょう。
 
コメント欄)
妊婦への影響も避難等が必要なレベルではないと聞いています。
X線が50マイクロシーベルトですが、一瞬でこの量を被曝する場合と、長時間で同量を浴びる場合では後者の方が圧倒的に健康への影響は少ないですから、仮に5マイクロシーベルト/時となっても短期間であれば健康への影響はないと考えるのが一般的です。

そもそも、健康への影響を考えるのであればタバコの方がよっぽど発がん性が高いわけです。
この程度の数値を気にするということは禁煙はもとより、身の回りに喫煙する人を全く近づけない生活をすることと同じことになります。
放射線を出す温泉にも多くの人たちが入っている現実もあります。
Posted by 熊谷俊人 at 2011年03月18日 07:22
 

その時、東京都多摩市は
阿部裕行・多摩市長は3月15日に「23日までは登下校通園時は長袖・マスク、外遊ぴなどは控えるように』との通達を出していまた(最初は休園休校と考えていたようです)。

同日は政府が「直ちに影響はない」と繰り返していて、保護者を含む市民からは大げさすぎるとの苦情もあり、
また保育関係者からも悲鳴が聞こえたといいます。

しかしこの市長の判断で多くの市民が関東に降り注いだ約1週間の膨大な線量の無用な被爆から守られたのです。

しかし、残念ながら千葉市熊谷市長は、「人体に全く影響のない」と国と同じことを繰り返し、市民を被曝から守る対策は何も取らなかったことは、非常に残念です。

今日、千葉市役所に、子どもたちを放射能から守るネットワーク@ちばの仲間と共に、放射能瓦礫受け入れについて反対の署名を持って、申し入れを行いました。そこでの回答は「240ベクレル以下であれば市長も市も受け入れる方針」だそうです。

市長が言う「震災復興のお手伝い」も大事かもしれませんが、まずは「千葉市民の命を守る」という立場に立って「瓦礫受け入れ問題」を考えてもらいたいです。



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