熊谷市長。たしかに時事通信の記事は誤報であることは間違いない。しかし重要なことは、「放射性物質の拡散予測データ「世界版SPEEDI」の試算結果が」「高い値が出ていたにもかかわらず、文部科学省と原子力安全委員会の間で十分な連携が取られず、現在も公表されていない」ことであること。
そして、「昨年3月14日午後9時ごろに福島第1原発から放出されたヨウ素の量は毎時10兆ベクレル、セシウム134、137もそれぞれ同1兆ベクレルと推計」され、さらに東京新聞の記事にあるように「十五日朝に房総半島まで広がったとみられる」という事実だ。
熊谷市長は「他にも突っ込みどころが多すぎて情けなくなる報道」と時事の誤報をこき下ろすが、3月15日、大量の放射性物質(セシウムやヨウ素ばかりではない)が房総半島ー千葉市にも降り注いだ、と言う事実である。
東京都文京区で当時測定した記録の「ビデオ」を見てほしい。 http://youtu.be/hMKo9ZmhEjo
熊谷市長。福島原発事故現場から、「1時間に10兆ベクレル、セシウム20兆ベクレルという大量の放射性物質」が拡散し、千葉市にも拡散されていたとき、多くの市民が「放射能の不安」に陥っているときに、あなたはブログに、
「1000マイクロシーベルト/時であっても一時的であれば問題ない」
「高い数値が計測されても距離がありますので、その間に拡散し、人体に影響のないレベルに薄まります」
「妊婦への影響も避難等が必要なレベルではないと聞いています」
「そもそも、健康への影響を考えるのであればタバコの方がよっぽど発がん性が高いわけです。
この程度の数値を気にするということは禁煙はもとより、身の回りに喫煙する人を全く近づけない生活をすることと同じことになります」
「放射線を出す温泉にも多くの人たちが入っている現実もあります」
と熊谷さんが書いていた事実は決して忘れませんよ。
熊谷市長!
SPEEDIを隠蔽し、「ただちに健康に影響ありません」と多くの福島県民に避けることができた大量の被曝を強制した民主党政権や、「安全です」「今までのように子供は外で遊んで構いませんよ」と飯館村で「安全キャンペン」を行っていた(これは殺人だ)御用学者達と、同じだということです。
同じ市長でも、東京都多摩市の阿部市長は、3月15日に「23日までは登下校通園時は長袖・マスク、外遊ぴなどは控えるように』との通達を出していまた(最初は休園休校と考えていたようです)。同日は政府が「直ちに影響はない」と繰り返しているなかで、保護者を含む市民からは大げさすぎるとの苦情もありながら、また保育関係者からも悲鳴が聞こえるなか、
この多摩市長の判断で、多くの多摩市民が関東に降り注いだ膨大な線量の無用な被爆から守られたのは事実なのです。
本当に、あなたのツイッターを読んで、本当にがっくりです。
いい加減に、「原発事故の戦犯」「大量被曝を強制した殺人者」である、国や東電や御用学者のいう「安全」を少しでも疑いの目で見るようにしてください。
以下にに訂正