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原発再稼働阻止!原発輸出絶対反対!福島の子ども達を守ろう! chiba20110507@mail.goo.ne.jp

チェルノブィリ事故から30年  そしてフクシマ5年の今

2016-05-06 18:24:11 | 動画

チェルノブィリ事故から30年5・1サンデーモーニング解説陣が語る


以下のリンクからも視聴できます
http://www.dailymotion.com/video/x481p6p

朝日新聞 核の神話

核の神話:19)私を忘れないで 被ばく少女の遺言。映画監督の鎌仲ひとみさん

山下俊一教授が自分の論文に書いているんですけど、チェル原発事故による小児甲状腺がんの特徴はがんが小さくても転移している。転移する力が強いというのが特徴、手術した子どもたちの73%がすでに転移していた。今、福島の場合、74%が転移。

青森県の医師会や保険医協会とかが2000年から12年間、青森県の子どもの小児がんの調査。その中に、小児甲状腺がんは1件もない。青森県では12年間で1人もいないのに、福島県ではこの5年で160人以上に甲状腺がんが見つかっています。

小児甲状腺がんが多発していると認めない、従って救済もないし、福島と同様に汚染された関東地域の子どもたちは見捨てられる。

かつて「原発」がテレビではタブーだったように、今は「被ばく」がタブー化している。だから、「福島はもう大丈夫なんでしょ」という人もすごく多い。マスメディアが報道しないことで、被ばく被害に関する情報がすっぽりと空洞化してしまっています。

(核の神話:20)福島から避難 ママたちの悲痛な叫び

東京電力は黒字経営してるのに賠償を渋ったり、ありえないと思うんですね。 埼玉で避難者らが起こした訴訟にも参加していますけど、賠償うんぬんじゃなくっ て、怒りをぶつけたかったんですよ…事故がなきゃ、こんなことにならなかったんだよって。一人ひとりの苦しみを聞いて…ちゃんと謝ってください。

夜 中に避難所で「鼻血が止まらないから」って、お母さんがバスタオルで子どもの顔を押さえているんですよ。でもね、病院に行くと「鼻血で死ぬ子はいな い」って言われてしまう…国が先頭に立って、そういう方針でいるから、私たちの口をふさぐようにしているからかなって思います。

2011年 4月の始業式の日、子どもたちは大掃除、大除染をさせられた。放射性物質まみれのほこりを吸い込んでしまうのに。いわき市内の家庭の掃除機の中 のほこりを調べてもらったら、事故から5年たっても3千ベクレルとか5千ベクレル…子どもたちが寝転がったりしているカーペットのほこりが…

風評被害対策は低線量被曝に不安を感じている人たちの発言を押さえ込む機能を客観的には果たしている。福島県で「愛する故郷のために」という人もいて、主観的な意図はいろいろあるだろう。しかし、客観的な機能としては、被害を訴えにくくするという役割を果たしている・


(核の神話:21)低線量被ばくリスク、どう向き合うか

津田敏秀・岡山大大学院環境生命科学研究科教授

子どもが部屋に入って外で遊ばないリスクと、少しぐらい放射線があっても外で遊ぶほうが子どもにとっていいという比較、なぜ比較の材料をそこに限定するの か。子どもを少しでも放射能が少ない安全なところに、社会全体として移住させて健康に暮らさせるという選択肢もあるわけですよね。

放射線を浴びても大丈夫という「しきい値」があるという考え方をとっているのは、 世界中でフランスだけです。レントゲンで放射線を10ミリシーベルト浴びるごとに発がんリスクが3%高くなるという研究もあります。100ミリシーベルト以下での発がんの増加を示すものです。

チェルノブイリのデータによると、甲状腺がんに関しては、福島で検査をしていない19歳以上のほうがたくさん出ている。ですから、19歳以上に関しても症例をきちんと把握する必要があります。

(核の神話:22)原発事故後繰り返される「安全」主張

ジャーナリストの広河隆一さん

チェルノブイリ事故の時 もモスクワの医学界の権威たちは、チェル原発から3キロのプリピャチの市民らが避難することに最後まで反対した。権威は原子力産業 を守り、子どもたちを守らなかった。福島も同じじゃないですか。これじゃいけないんだって声をあげて抵抗した福島の医師がいたでしょうか。

チェ ルノブイリと福島で共通しているのは、原発事故が起きたあとに「大丈夫、安全 だ」というキャンペーンを張る人たちがいたことです。実は、チェルノブイリで安全宣伝をやっていたのと同じ系列の人たちが福島でもやっている。当時も今も 「放射能が怖いと思うから病気になる。放射能恐怖症だ」と

「復興が遅れる」とか言いますけど、危ないものは危ない。安全なものは安全と認める。その間に「グレーゾーン」がある。このグレーゾーンに危険だという証拠が見つからないから安全だと断定してしまうのは危険です。

ベ ラルーシ非常事態省大臣も務めたケニック氏、「自分たちはチェル事故の時、ものすごい貧乏で大変だったが人間を危ないところから避難させた」ところが福 島では20ミリまでokという話をしたら、ケニック氏は「日本みたいなお金がある国がどうして子どもをまず助けるっていう方針をとらないの?」

(核の神話:23)「沈黙を強いる」日本社会、気がかり シカゴ大学名誉教授(日本文学)のノーマ・フィールドさん

「(2020年の)東京オリンピックが近づくにつれて、もっとひどくなると思うんです。上からの圧力は見えやすい。でも、もっと怖いのは、被害者同士がお互いを制することです。それなしには上からの圧力も効かないでしょう。」

昨年6月、政府は「福島復興指針」を改定して、「賠償収束宣言」とも言うようなものを出した。帰還困難区域以外は17年3月までに避難指示を解除して賠償を打ち切っていく。政府がその先に見据えているのは(2020年の)東京オリンピックだろう

「風評被害」についても、福島では本当の被害はないっていうのが前提ですよね。風評さえなければ被害もないという考え方です。ぜんぶ消費者の責任みたいになってしまっている。それが自己増殖していく。福島で唱えられているキーワードが「復興」

(核の神話:25)内部被曝を認めぬ主張、今も福島で

映画「真実はどこに」といった作品があるジャーナリストのヴラディーミル・チェルトコフさん

ICRPやIAEA国際原子力機関)は『福島はチェルノブイリと違う』と言うことによって、低線量被曝の影響さえも消去しようとしているのだろう。いわゆる強い放射線による外部被曝の問題と違い、毎日毎日少しずつ摂取せざるをえない環境に置かれる問題は、チェルノブイリであれ福島であれ、いずれにしてもセシウムが体内に入って長く慢性的に摂取することによって細胞が傷つけられ、一種の臓器の崩壊現象が起こってくる。そういうことが、チェルノブイリでも福島でも起こりうる。違いをいくら強調したところで、低線量被曝の問題を否定することはできないだろう」


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