カナディアンロッキーの高山植物 Shooting Star (流れ星)
想いを込めて・・・
この度の大地震により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
またこの震災によりお亡くなりになられた方々へ心よりご冥福をお祈りいたします。
私だけでなく、世界中のたくさんの人が思うように、
この一週間はただただ胸が痛み、胸が張り裂けそうな想いで一杯でした。
ニュースを見れば見るほど、恐ろしさは増し、日本にいる友達や家族のことを思うと、
なかなか食事も思うように喉を通らず、ラジオや記事から目を離せない日々でした。
そんな中、ホテルは満室の忙しい日々が続き、自分の独断で、募金箱を設置しました。
お客さんの一人が$100を献金してくれました。
スタッフの一人も$100を献金してくれました。
そんな彼らの気持ちに涙が出そうでした。お金の額じゃないんです。
沢山のお客さんが暖かい言葉をのこしていってくれました。
沢山の人の温かい心に感動しました。
この一週間・・・
私の独断にてGMの許可を待たずにとっさに出した行動だったため、ここからが調べどころ。
募金箱にはカナダ赤十字を通して募金すると書かせてもらいました。
いざカナダ赤十字に、どのような手続きが必要かを確認するため、電話をかけるも、
赤十字オフィスもかなり忙しく、なかなか繋がらず・・・
ボイスメッセージを残して、連絡を待つが、折り返しの電話のタイミングが合わず、
なかなか話すことが出来ない・・・やっとのことで話が出来たのが金曜日。一週間です。
調べている最中、しかも私の休みの日に、RCMP(カナダの警察)から連絡が入ってしまい、
正式な登録のない募金箱の設置は認められないので、おかないようにとの事。
残念なことに、カナダでも、Scamの募金箱が出回っている為、
センシティブになっている人はいます。しかし、まさか通報されるとは・・・
自分の考えの甘さに凹みます・・
$10以上の募金をする人は、Taxをクレームすることが出来るため、
要求がある人のみ、レシートを渡さなくてはならないのです。
自分自身、ボランティア団体に毎月の募金をしているため、もちろん、知らなかったわけではない。
それをどのようにして設定できるかを確認していた最中の出来事・・・
なかなかスムーズに物事が運ばず、身動き取れない自分にもどかしさと憤りを覚える。
やっと連絡が取れたカナダ赤十字のエイジェントは、フォームをメールで送ってくれるとの事。
が、添付されていない・・・また一日が過ぎてしまう・・・ドキュメントが届いたのが次の日。
ボックスは各自で用意してもいいとの事。
しかし、ケンモアの小さな街では、しっくりくるものが見つからず・・・
セキュリティーの問題で、鍵が付いている透明の募金箱が理想的のようで、
やっと見つけるも、縦横20cm程の小さいものが$40・・・高すぎる。
$40払うなら献金にまわしたい。
というわけで、仕事が休みの明日、カルガリー赤十字オフィスに行って
募金箱、ポスターその他いろいろ、もらってきます!!!
世の中にはいろんな人がいます。
大災害のなか円高が激しくなったり、募金箱が盗まれる事件が止まなかったり。
むしろ自分のホテルが献金のためのリサイクルボトルを一本も提供してくれなかったり。
そんな事実に直面して心底がっかりしたりしましたが、コレも現実。
あまりにも身近な人たちの行動や価値観に、感情的になってしまう事が多いけれど、
冷静に第3者的視点で見ることが出来るようになってきた今、自分自身やっと心が落ち着いてきました。
それは、そういう価値観の人たち以上に、沢山のの人が、共に願い、共に想い、自分に出来る範囲で行動している。
バンフ、ケンモアで行われたボトルドライブ&募金活動はなんと一日で$17,000以上集まったと。
カルガリーの日系会館のイベントでは$80,000が寄付されたと。
自分は週末仕事で参加できませんでしたが、素晴らしいニュースに感動し元気付けられます。
世界中のたくさんの友達からメールをもらいました。
ホテルにくるたくさんのお客さんから暖かい言葉を頂きました。
私の家族友達はみんな無事です。某電力会社勤務の父も頑張って働いているようです。
『今、自分に出来ること。』
その気持ちは確実に存在すということ。
こんなときだからこそ、相手を思う気持ち、共に支えあう気持ち。世界中に溢れています。
想いを込めて。
カナちゃんlive love laugh バンフ&ケンモア、ボトルドライブの様子
みさおちゃんMisaoのカナダ引きこもり日記 不屈の精神