第1章 不器用にもがいた部員、秘書官時代(いかにうまく挟まるか;「名刺変えろ!」の先制パンチ ほか)
第2章 結果を意識した課長、内閣参事官時代(官房長官に叱られた水難事故;「都庁へ机を持っていけ!」 ほか)
第3章 難問に体を張り続けた審議官、次長時代(公務災害(?)のギックリ腰
役所を代表して頭を下げる ほか)
第4章 経験値で勝負した局長、官房長、次官時代(中国軍艦がレーダー照射;ほろ苦の国会中継デビュー ほか)
第5章 南スーダンPKO日報問題(「個人データとして存在」の報告;「理不尽な批判」への憤りと焦り ほか)
Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: 防衛事務次官冷や汗日記 失敗だらけの役人人生 (朝日新書)
読者の声にあった
「最後の朝日記者の解説が余計な蛇足。こんな「上から目線」の解説など載せなければヨカッタのに?」
「巻末で出版元の新聞記者が「解説」の域を超えて勝手に某元総理の批判をしはじめたのには辟易させられた。著者の了解をとっての内容・構成だろうが、お門違いも甚だしいと思う」
がまさに同感の嵐。
関係者しか読まないエッセーをインテリが編集する(と、その昔言われたという)全国紙の「論座」サイトに転載し、それを書籍化して多くに国民の目に触れる機会を与えてやったので、「平和安全法制は法の支配を蔑ろにするものである」といった独特の思い込みに基く批判を編者の権利として書籍化に際しても再録するという驕りは救いようがない。
「爽やかな読後感」を「後味の悪い不愉快な読後感」に変えるのに、これほど鮮やかな例を他に知らず。
編者氏とその所属新聞社は気が済んだかもしれないけどさ。