真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『神と科学は共存できるか?』(スティーヴン・J.グールド)

2010-06-21 | 読書-エッセイ/小説etc
『神と科学は共存できるか?』
原書名:ROCKS OF AGES
(Gould,Stephen Jay)グールド,スティーヴン・J.【著】
狩野 秀之 古谷 圭一 新妻 昭夫【訳】
日経BP社 日経BP出版センター〔発売〕
(2007/10/01 出版)

新妻教授による「グールドはどこに着地しようとしたのか?―現代進化生物学の三巨頭(グールド、ドーキンス、ウィルソン)の宗教観を比較する」はとても良い。
グールドへのオマージュ。

Dan the Agnostic
ちとせの岩の年代測定 - 書評 - 神と科学は共存できるか?

日記帳
大変詳細なご紹介

NATROMの日記
2007-11-05 神と科学は共存できるか?グールドとドーキンス

訳者代表:恵泉女学園大学 人間社会学部 人間環境学科 教員紹介 新妻 昭夫

Natural History Magazine連載 "This View of Life" の最終回は、webに全文掲載されていたのだが、リンク切れ?になっていた。
本の紹介:I Have Landed

American Museum of Natural History In Memoriam Stephen Jay Gould (1941-2002)

アメリカ人の主流がプロテスタントだと聞いて信じられなかったというくだりが感慨深い。
著者の育った地区が、イタリア・アイルランドや東欧系の労働者階級の町だったもので、カトリックとユダヤ教ばかり。

貧しいユダヤ移民の第1世代は、とにかく生活の基盤を確立することで精一杯
Demographics of Queens

同様に、カンサス・シティ出身のプロテスタントの友人が紹介してくれた祖父母が完璧な英語を話すので信じられなかった、というエピソードも。
子供のころの博士にとって、「祖父母」といえば移民の1世であって英語などろくにできないものだとばかり思っていたので。ご近所中そんなだったのだろう。

進化論裁判でアーカンソーまで証言に赴いた帰り、飛行機の機内で見覚えのある男に声をかけられる。
ご足労いただいたことへの謝意を表するが、何者?

「じつは私、州知事をしていたことがありまして」
州知事を1期(当時は2年)務めるが落選中のビル・クリントン氏だった。
後任の保守系知事が創造主義的州法を認めてしまったことからだという、なるほどね。

アーカンソー州授業時間均等法裁判(1982年)

再選をかけた1980年の知事選に敗れた(当時のアーカンソー州知事の任期は2年)

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