真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

日本のスコッチと国際結婚~創業者の物語への高い依存度? (リンク切れ一部修正2014/03)

2009-03-20 | 読書-歴史
『リタとウイスキー 日本のスコッチと国際結婚』
オリーヴ・チェックランド著 和気洋子訳
1998年9月
英国人の視点で書かれているところがユニーク。日本のウィスキーの定義やら酒税の問題点などもずばずばと。

訳者の和気教授:
周りを圧倒する威圧感を持っていらっしゃいますがだって!
英国留学中に著者のチェックランド女史の知遇を得た由。

nikka/竹鶴政孝 History 参考書籍
「竹鶴政孝の生涯の伴侶・リタ婦人に焦点を当て・・」のくだりは、「リタ夫人」だろが。 修正済確認

なんか、会社公認の伝記の類が多数だな。
たいへん感動的なお話ではあるのだが、創業者(創業家)の物語への依存度がとても高い気がするが、気のせいだろう。

『ヒゲのウヰスキー誕生す』は読んだことある(文庫を持っている)。
本書(リタと・・)もずいぶんと参考にしていたようだ。
こちらで入手可能?: shinchosha/新潮オンデマンドブックス
文庫の古本で105円で買えるものが、ずいぶん高くつくな、オンデマンドだと。

nikka/ウイスキーに捧げた男たち ニッカウヰスキーと私
asahiシンブン//20061021竹鶴政孝とリタ―北海道・余市町/広島県・竹原市

ふむ、ビールだと「能書きはいいから、とにかく冷やしておいてくれよ」みたいになるけど、ウィスキーの場合、有難いお話が伴うことが求められる傾向にあるのかな、一般的に。

原著: Japanese Whisky, Scotch Blend: The Japanese Whisky King and His Scotch Wife Rita (Paperback)
Scottish Cultural Press (Mar 1998)
ペーパーバックだからか、ポップなカバーだこと。

なんと、チェックランド女史は、この本の著者でもあった。気付きませんでした: 『イザベラ・バード 旅の生涯』
原書名:A LIFE OF ISABELLA BIRD(Checkland,Olive)
チェックランド,オリーヴ【著】〈Checkland,Olive〉 川勝 貴美【訳】
日本経済評論社 (1995/07/05 出版)

イザベラ・バードについては: 20080904にて触れてます。

2004年9月、チェックランド女史の訃報: timesonline/obituaries/Olive Checkland
Distinguished historian of social, economic and cultural relationships between Britain and Japan since the end of the 19th century
Olive Checkland, historian of Anglo-Japanese relations, was born on June 6, 1920. She died on September 8, 2004, aged 84.

The Scotsmanから貼り直しとくね
Olive Checkland, Social Historian

参考:ウィスキーの定義をめぐる議論
http://blog.goo.ne.jp/p_lintaro2002/e/c0c7cf5d42c5dbce7d0321a73e193645

ビールなのに「有難いお話」に走って苦労しているヒトたち、いませんかぁ?

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