真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

ランド 世界を支配した研究所 アレックス・アベラ 牧野洋 2008/10

2025-02-11 | 読書-歴史
Research AND Development

東京大空襲が生んだそのシンクタンクが現代...『ランド 世界を支配した研究所』アレックス・アベラ 牧野洋 | 単行本 - 文藝春秋

東京大空襲が生んだそのシンクタンクが現代史を動かした ゲーム理論、相互確証破壊、インターネット、市場原理主義、ネオコン、イラク戦争……現代史を彩る理論と人間は、こ...

文藝春秋BOOKS

 


第1部 ランド誕生 1946‐
第2部 軍産複合体に成長 1950‐
第3部 ケネディとともに 1960‐
第4部 ペンタゴンペーパーの波紋 1970‐
第5部 アメリカ帝国 1980‐
第6部 そしてこれから 2000‐

訳が適切だと思う。
小見出しは原著にあったとは思えないが、これも適切で理解を促進する。

ランド 世界を支配した研究所

ゲーム理論、システム分析、ファイルセーフ、合理的選択論…。―現代史を彩る理論はここからやって来た。

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【書評】『ランド 世界を支配した研究所』アレックス・アベラ著 | Assert Web

「ランド:世界を支配した研究所」

少し前に出た本ですが、たまたま自宅近くの図書館で見つけて、「解説」が尊敬する小谷賢教授だったので、読んでみました。政党シンクタンクの設立を夢見る私にとってはもっ...

山内 康一

 


2011年文庫文春文庫
ランド 世界を支配した研究所


Soldiers of Reason – Alex Abella, Author

米帝興隆の尖兵として活躍したわけだが、トランプ2.0で、「国際秩序?知るかそんなもん」的に覇権を積極的に放り出すような行為に走り出したのは、どうなるのかね。
「世界の警察官なんて、やってられないわけで」はオバマ時代に公言され始め、トランプ1期目で促進され、バイデン翁期には、だましだましというか、ボロが出ないように誤魔化すこともできず、トラ2になったので、さらに公然とルールに基づく秩序なんて知るかスタンスに。
(米庶民の本音は従来からそうだったのかもしれないものの、それをどうなだめすかすかなのだがね)

覇権国は、持ち出しとのセットである。
持ち出しではあるが、そのことが回りまわって自国にも大いに恩恵があり、秩序と覇権が維持できるわけなのだが、案件ごとの損得にのみ注目して、ディールだぞ、さあどうする!と相手を詰めて勝利に浸りたい大統領ってどうよ。

RAND Provides Objective Research Services and Public Policy Analysis

RAND is a nonprofit institution that helps improve policy and decisionmaking through research and analysis. RAND focuses on the issues that matter most such as h...

 


関連して色々検索した=興味を大いにひかれた、なのでね。
主要登場人物のごく簡単な紹介は巻末に記載(「世界を動かしたランドの人脈」)あるものの、それだけでは満足できないヒトであって…
それにしても、一時期ニュースで頻繁に言及された人物の多くが縁があった(正職員やら、夏季研修生やら,あれやらこれやら)という、まさに米政府を、そして世界を支配したのだわね。

アルバート・ウォルステッター - Wikipedia

軍事学を学ぶ - ウォルステッター

なぜ中途半端な規模の核兵器では抑止の役に立たないと考えられているのか?|武内和人|戦争から人と社会を考える

一世を風靡したわね

ハーマン・カーン - Wikipedia

 


リチャード・パール - Wikipedia

「中国の気球が米本土上空に!」事案は記憶に新しい/新しくはない が、米国だって昔やったじゃん、という…
モビー・ディック計画 - Wikipedia

単一統合作戦計画 - Wikipediaはなはだ簡単な記述

ベトナムの共産主義ゲリラの原動力な何なのか、問題。
「最強のゲリラ戦士は大義のために戦ている戦士である」
なんだ、分かってたじゃんとしか…
映像の世紀バタフライエフェクト ベトナム戦争 マクナマラの誤謬(ごびゅう)

映像の世紀バタフライエフェクト ベトナム 勝利の代償

ダニエル・エルズバーグ - Wikipedia
ダニエル・エルスバーグ氏死去 ヴェトナム戦争の米機密「ペンタゴン文書」公表で内部告発 - BBCニュース
将来を嘱望された有望研究員だったのよね

ジェームズ・R・シュレシンジャー - Wikipedia

ザルメイ・ハリルザド - Wikipedia


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