真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

ウミカワウソ

2008-04-03 | 読書-2008
地味なところから出ている地味な本「海難の世界史」を読む。
http://www.dmm.com/mono/book/-/list/=/ch_navi=author/article=author/id=112164/
サラリーマンを勤め上げて退職後にこれだけ沢山執筆されたということに驚く。
「超有名なタイタニック号遭難は、散々書かれているので触れない。他のあまり有名でない事件を紹介する」というのは見識。
ハリファクス大爆発(1917年)の原因も貨物船同士の衝突事故なので、掲載。
http://en.wikipedia.org/wiki/Halifax_Explosion

「規則ではこうなんだが、現場の暗黙のローカルルールはそうでなくて…」という事が色々な場面であるが、あたご衝突事故と同様に、そのようなケースが大事故のもとになりますね。

記憶に新しいエクソン・バルディーズ座礁事故なども掲載。
http://en.wikipedia.org/wiki/Exxon_Valdez_oil_spill
エクソン・バルディーズといえば、某経済新聞に「流出した油にまみれたウミカワウソ」というキャプションのついた写真が載ったことを憶えている。どう見てもラッコにしか見えない動物で、もしかしてsea otterという外電のキャプションを見て、seaとotterを別々に訳したものではないか?と思ったものでした。

同様のケースに「アシカ作戦」がある。
http://en.wikipedia.org/wiki/Operation_Sealion
元はドイツ語なのだが、英訳してOperation Sealion 、それを海の獅子云々と書いてあったものを何度か見たことがある。マーライオンがイメージに浮かんでしまいます。
海獣類の英語名には注意が必要かも。

最近ちょっと話題になった法律:
「臘虎膃肭獣猟獲取締法(ラッコオットセイりょうかくとりしまりほう)」(明治四十五年四月二十二日法律第二十一号)




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