スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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物事そう甘くはなく、人生は驚きと発見の連続

2013-04-10 | 私の家族/moja rodina
スロバキアで運転免許の再取得をしようと決意したばかりなのだが、初歩的かつ致命的な問題があった。
私は覚えていたがあえて自分からは触れなかった問題をマルツェルが今日思い出した。

運転の資格があるのは身長150cm以上のものに限る

私の身長は148cm。2cm足りない。まぁそれくらいなんとかなるだろうと楽観視していたら、マルツェルは医師の診断書も免許を取る上での必要書類でごまかすのは難しいだろうと。
例外もあるらしいのだけれど、これほど初歩的な質問を警察に聞く勇気も私にはない。
これで免許を取り消されてしまったら、どんなに頑張っても努力で何とかなるものではない。オートマ限定でもあるだけ良かったと思うしかないのかもしれない。
私としては諦めがつかないのだが、こればっかりはもう少し情報収集し、じっくり考えた方が良さそうだ。
やはり物事そう甘くはないらしい。


もうひとつ今日の出来ごと。
イースター休暇の前夜、ポプラドへ行く荷造りをしているときにマルツェルがスロバキアの携帯電話のSIMカードを失くしたことに気付いた。携帯は1台でオーストリアとスロバキアのカードを入れ替えて使用している。マルツェルは使わない方のSIMカードをいつもメガネケースに入れて保管している。それがケースごとなくなり、どこを探しても見つからないという。
私も手伝い机の中、クローゼットの中、家中をひっくり返して探してもみつからない。マルツェルはオフィスの机、出張のときに使用したパソコンケースまで見に行った。

こういうときはネラが怪しい。
ネラのおもちゃ箱、かばんの中も見てみるが見つからない。
銀行の口座残高が携帯メールで送られてくるとか、携帯番号は10代の頃から使っている思い出の沢山詰まった番号だとか、マルツェルの落ち込みようったらそれはもうひどかった。

結局スロバキアでSIMカードをブロックしてもらい、同じ電話番号で再発行してもらうことができたのだが、私もマルツェルもきっと休暇明けグラーツに戻ったら見つかるだろうと話していた。

今日私がそのSIMカードを見つけた。
どこにあったかって、オーブンの中だ。
家中くまなく探した、オーブンの中を覗いては。

犯人はもちろんネラだろう。

思わぬところからカードを発見し、なんとなく、人生は驚きと発見の連続という言葉が頭に浮かんだ。
これほど些細な出来事は人生というに足りないのだけれど。

家族で暮らす(子供と暮らす)というのは、大人だけの生活以上に予期せぬこと満載で面白いものだ。


2 Comments

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懐の大きさ (くにこ)
2013-04-17 04:55:42
携帯が使えなくなるというのは、現代においては大事件だと思うのですが、「面白い」と表現したお母さんは、なんて懐の大きい方なんだろう!と、ただ感心しました。

発見したのが、オーブンの中だったから面白かったのかしら?予想してもいない場所からでてきたから??
じゃあないよね。それはわかるんだけど、それにしても、懐が大きいって!

148cmも150cmも一緒だよ。大丈夫でしょう。だって、145cmくらいの叔母だって、免許証を持っているよ。
警察に聞いてみた?知り合いに聞いてみましょうか??
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くにこさん (chihirko)
2013-04-17 07:24:54
懐が大きいとは。ありがとうございます。
今回なくなったのは自分のものじゃなかったから余裕があったのかもしれません(笑)

今はマルツェルがほくろとシミを取る手術をし、痛い痛いと言っているのを見ているとネラまで傷がある気分になるらしく、痛いと言って聞かないのでマルツェルと同じ場所に絆創膏を貼っています。お陰でケガ人が二人になってしまいました。
今はもう基本お昼寝なしなので、自分の時間がほとんどなく、日々いっぱいいっぱいですが、でも子供のいる生活はやっぱり楽しいし、ネラのいない生活はもう考えられないですね!

知り合いに警察の方いらっしゃいますか?
もしご迷惑でなければ聞いていただけますか?
聞いてみてダメと言われたときに今持っている免許証を取り上げられやしないか怖くてもう聞けないでいるんです。
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