スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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春の街で見かけたもの 2

2018-04-17 | ポプラド・タトラ山脈/Poprad・Vysoke Tatry
先日、町の広場でアイスを食べているときにこんなものを見つけました。


小さな本の家

ずっと前からあったのか、最近設置されたのか、しばらく街をのんびり歩くこともなかったので全く気付きませんでしたが、いつの間にかこんな小さな本の家が置かれていました。
図書館の本の返却箱かなと思ってよく読んでみると、街の数か所にこの小さな本の家が設置されているようで、中に入っている本は自由に借りることができるのだそうです。読み終わった本はその数か所のうちのどれか一つの家に返却するか、もしその本が気に入って手元に置いておきたかったら代わりに自分の持っている不要な本を入れれば良いとのこと。素敵なアイデアですね。以前の古いパンが新鮮な卵に変わるアイデアもそうでしたが、こういう循環する仕組みのアイデアって好きです。

市といくつかの団体の協賛で運営されているようで、その内のひとつは町の老舗の本屋さんでした。

CHRISTIANIAという本屋さんで私の大好きな本屋さんです。
最近は町のショッピングセンターに入っているカフェ併設の大手本屋さんに押され気味ですが、この小さな本屋さんの雰囲気もなかなか素敵です。狭い店内の床から天井までびっしり並ぶ厳選された本。スロバキアへ来た当初、唯一この本屋さんにだけ外国人向けのスロバキア語学習本と練習問題があり、購入しました。私が幼いころ好きだった「がまくんとかえるくん」のスロバキア語訳の本をネルカに買ってあげたいなと思ったときもここにありました。
外国で本屋さんてなかなか入ることもないかもしれませんが、タトラの麓にいらしたら、ここでスロバキアの素敵な写真集などお土産に見つけてみるのはいかがでしょうか。

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