置かれた場所で咲く

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非認知能力と道徳科の学び

2023-03-20 22:30:49 | 道徳科
日曜日に参加したオンラインミニセミナー。
テーマは「非認知能力」
かなり、かなーーーーり面白かった。

非認知能力は、もともと経済学から発展した力だそうで、幼児期の経験が大人になってからの経済指数を左右するという研究結果から見出された力だそう。

「学びに向かう力・人間性」と大きく関わる力

今回の一番の収穫は
「非認知能力は自分自身で意識しないと伸ばせない」という学術的見解があること。
振り返ることは、非認知能力を認知させる手段だったってことだ。

単元内に、非認知能力を育む場を意図的に設定する。
これだけじゃなくて、例えば、年間通して非認知能力に関わる力を明示化して
「これらの力は、意識すると伸ばせるって研究結果が出てるよ。」
「みんなはどんな力を伸ばしていきたい?」
「この学習では、どんな力を伸ばしたいと思う?」と問いかける。
実際にどのような力が伸びたのかを単元の終わりに振り返る。

恐らく、これだけで子どもたちは力を伸ばすことができると確信した。

今までの、わたしの理科の授業はそうだったから。
力を明示化してはいなかったけれど、実験や観察をした後には必ず振り返りを設定していた。

わたしが理科の授業で一番大切にしていたのは「理科好きな子を育てること」。
好きなら勝手に勉強する。
自ら学びを深める。

非認知能力を整理して、道徳科との関連を見出して
問いカードをつくって
子どもたちに手の内を晒して

子ども自身が「もっと学びたい!!!」と思える、そんな子どもを育てる。

教科教育や日常との繋がりを意識して、理科も道徳科も自ら学ぼうとする力を引き出し、育む。

それを、ここに誓う。

怒濤のセミナーづくり終了

2023-03-19 15:34:19 | 日記
1月からわたし、本当にがんばった。

月1回のオンラインセミナー、対面セミナー

これに加えて、イレギュラーのセミナー

1月17日(対面)、29日(オンライン)
2月18日(オンライン)
3月9日(オンライン)、12日(個人対談)、17日(オンライン)

さすがに疲れたぞーーー笑

オンラインは、相変わらず話の構成がいまいちうまくいかない。
けど、1年前にスタートしたことを考えると、だいぶできることが増えてきた。

〇話すテンポ
〇心地よい間
〇先生方とのやり取りから学びを深める

これは次第点。

▲質問に対する具体例を含めた答え
▲その場で生み出す話題
▲笑いを誘う対応力
▲ファシリテーション力
▲タイムキーパー

まだまだ、課題は山積してる。
これって伸びしろがあるってことだよね。

比較するとまだまだなことが多いけど、自分にできることを少しずつやっていきたい。

1~3月にできたこと

〇道徳科の歴史に関わる書を読む
〇学びに向かう授業づくり(3年生の感想がめちゃめちゃ嬉しかった!!)
〇評価について整理(田村学先生の書籍を読み込めたことは大きい!!)

やりたいことリスト

▢倫理学の書籍プロット
▢道徳科に関わる書籍の読み込み
▢学級づくりに関わる書籍の読み込み
▢発問リスト一覧(子どもが活用できる形にする)

言語化することで脳は働き出す
よし、今日からまた、頑張ろう。

4月1日は地元で対面セミナーやります笑

価値と生活を往還する

2023-03-18 15:30:05 | 道徳科
道徳科に熱を入れている先生の学級は、わたしが見た限り二極化してる

ものすごくクラスがまとまっていて、エネルギーに満ちたクラスと
殺伐としているクラス

「道徳科の研究校に当たると、学校が荒れるんだよね」
こんな声もきこえる

道徳科ってねらいを達成する以上に
日常と授業との一貫性が大切だ

日常と解離した学びが展開されるほど
道徳科で目指したい姿と日常とが乖離するほど
子どもたちは迷い、悩み、そして心がカラカラになる

学びと日常が繋がること
道徳科に力を入れるからこそ
何より大切にしたいこと

子どもの世界を垣間見る

2023-03-17 22:25:19 | 子ども観
子どもと関わってると、ふと「その子がわたしの世界に入ろうとする瞬間」を感じることがある。
 同時に、その子の世界を開いてわたしを招き入れてくれる。

 無理にこじ開けるでもなく、呼吸のように、ごく自然に入ってくるんだ 。

こういうときって大抵、その前にトラブルが発生してて、その子の困り感が高めのとき。

 「手の内に入る」って言い方をする人もいるかもだけど、 「呼吸が合う瞬間」って捉えたい。

 2ヶ月半、特支の子たちと関わらせてもらって、それを切に感じた。

子どもでも大人でも、ちらっと見える「その人の世界」を覗いたり、ちょっとだけ入れてもらったりすることが、単純に嬉しい。 

自分だけでは絶対見えない相手の世界、それを慈しんで面白がれる人になりたいな。

綴り続けることの力

2023-03-16 23:52:05 | 日記
久しぶりにブログを開きました。
育休明けて復帰してから2ヶ月半。
あっという間に令和4年度が終わります。
(実際2ヶ月半しか働いてないんだけど)

学生からから教員3年目まで、わたしは「綴る」ことをとても大切にしてきました。

思いを綴る

願いを綴る

問いを綴る

今見えている世界を綴る

短くても、これから意識して綴っていこうと思います。

誰のためでもない

わたしがわたしであるために

今日の一番の気づきは「人は誰もが自分を受け止めてもらいたいと願っている」こと。

子どもが語らなくても、欲するところ、安んずるところまで見抜ける人もいる。

子どもが語っていても、その言葉に耳を傾けずに自分が語りたいことを語り続ける人もいる。

今日それを、目の当たりにしました。

語っているのに、受け止める気もない。
自戒として、記します。

毎日遅刻してくる子がいます。
その子は2つ上の兄姉の子どもの面倒を見て
親の代わりに家事を担い
毎日学校に来ている。

「遅刻」だけ見たら、良くない子なのかもしれません。
でもわたしは、その事実を知って以来
その子に「遅刻しないでおいで」って言えません。

子どもの面倒と家事を子どもがこなす
どれだけ大変なんだろう
どれだけ自分の時間を割いて、家族に使っているのだろう
自分の時間がほしくないわけない

だから、今日は「相手を大事にしてることってすごく素敵なこと。
同じくらい、自分も大切にしてね。早めに寝るんだよ。」って伝えた。

明日1校時、クラスの子たちとのグループ発表があるから、遅刻するわけにいかないって。
迷惑かけたくないからって。
どんだけ相手意識高いんだ。

盛ってるんじゃない?って思う人もいるかもだけど

そうだとしても、わたしはその子の世界にとことん寄り添いたい

明日、その子にとってもよい日となりますように。

読んでくださったあなたにとっても、よい日となりますように。