運動超音痴なのにマラソン始めたよ

アラフィフになってマラソン始めました。
制限時間ギリギリかオーバーの亀ランナーです。
デブです。

はが路ふれあいマラソン走ったよ

2019-12-21 | マラソン
今年の夏からのマラソンはとにかく不甲斐ない結果ばかりだった。7月の東和ロードレースでも、10月の松島ハーフマラソンでも、関門突破ならず。リタイヤバスの常連となった。理由はあきらか。練習不足だ。暑い夏だから、とだらけてしまった。猛烈な悔しさと、もう走らなくていいという安堵感とがごちゃまぜになった感情、もう3度と(2度も味わったからな)ごめんだ。
さて、12月15日に行われる、栃木県真岡市でのはが路ふれあいマラソン。8か月ぶりのフルマラソンだ。初心に戻り、マラソン初心者の本を読みなおし、練習の距離を少しずつ伸ばした。15キロ走、20キロ走、25キロ走、と行った。山登りもした。日帰りで行ける、標高500M くらいの山だけど。一週間前からお酒も一切断った。整骨院で、膝の痛みに効果のあるストレッチも教わった。準備は完璧だ。でも、不安と緊張が高まる。
またゴールゲートをくぐれなかったらやだな。関門に引っかかってリタイヤバスはもう嫌だー
当日。下館発6時54分の真岡鐡道にて、真岡へ。真岡鐡道はスイカが使えないので、駅にて切符を買うべし。真岡駅から会場へのバスが出ている。会場は、井頭公園。一万人プールが併設されている。ランナーは、そこのコインロッカー兼更衣室を使わせてもらえる。更衣室の入り口の手前に、スタッフさんがずらりと並んでおり、なぜか100円をくれた。コインロッカーの100円が戻らないタイプだから使ってください、とのこと。お金を徴収されることはよくあるが、くれる大会は初めてだ!
今日は快晴、朝の気温はまだ寒く0℃くらい。長袖インナーと半袖シャツ、ネックウォーマーにきいろいとりの被り物。これで十分だろうと思ったけど、寒い。出店でウィンドブレーカーを買ってしまった。7000円の出費だけど、もともとのお値段が1万いくらか、だそうで、お店の人が言うにお買い得らしい。いろいろ説明してもらったけど、忘れちゃった。暑くなったらウェストポーチになる、とか。とにかくめっちゃ薄い生地だけどあったかーい(^^)
マラソン仲間のHさんと合流。トナカイの仮装をしておる。お互いの健闘を祈る!
9時33分、号砲。参加人数が2000人くらいなので、タイムロスはほとんどない。走り出し、快調。沿道に応援の方々がたくさんいて、行ってらっしゃーいの声援。行ってくるよぉ!
久しぶりに体が軽い。筋トレも取り入れたからかな。膝の痛みも消えている。完璧だ。けれど、やっぱり不安がぬぐい切れない。足の裏に違和感。もしかしてソールが剥がれてるんじゃなかろうか?買って半年も経ってないのにそんなバカな。一万円もしたのにー!でも足の裏が変な感じするような気がするようなしないようなするような以下略。
沿道の応援で、お囃子が。すごい盛り上がりだ。冬だけど夏祭りみたいで楽しい♪
10キロ地点。トイレ行きたい。けど、仮設トイレは長蛇の列。スタート直前にちゃんとトイレに行ったのに、朝はトイレが近いんですよ・・・
15キロ地点。ここの仮設トイレは空いていた。ラッキー!ドラゴンボールのピッコロ大魔王さん(の仮装)がおった。
16キロ地点。左足の小指が痛い。気のせいだよ。このまま気にしないで走ろう。うーん、でもやっぱり痛い。あきらかに痛い。なんで?路肩に寄って、靴を脱いで確かめる。あー、5本指靴下に小指がちゃんと入ってなかった。バーカー!ついでに、靴の中のソールも確かめる。剥がれてるわけないわな。良かった。ちゃんと履きなおし、改めてコースへ戻る。いつの間にか足の裏の違和感は消えていた。気分的なものだったか、冷えで足の裏がかじかんでいたのが収まってきたのか。
さっきまでの体の軽さはどこへやら。しんどい。辛い。足がずっしり重い。そして上り坂が始まる。まあ、東和ロードレースや松島に比べれば・・・
19キロ地点。ぎゃーーーーー!何この急な下り坂!あ、あたしゃ、山登りも階段も、下りは大嫌いなんだよ。下が見えるのが嫌なんだよ。高所恐怖症なんだよぉおおお!嗚呼、トレッキングポール持ってくれば良かった。四つん這いになっていいですか?お尻で降りていいですか?
誰もそんなことして降りてる人はいないので、がたがた震えながら降りる。もはや走るどころじゃない。そこへSLの汽笛が。おっ!
20キロ地点。ようやく下界へ。SLのC1266の汽笛がめっちゃ鳴ってる。いつもは下館駅近辺で見るけど、てか、こないだ乗ったけど、マラソン大会で見れたら感慨深いに違いない。21キロ地点。イチゴがたくさん食べられるという噂のエイドに到着!スタッフさんの声が高らかに響く。
「イチゴ終わっちゃいましたぁあああ!!!」
な、な、な、な、な、な・・・ん・・・だ・・・と・・・?
い、い、い、い、い、いちごが、ない、だと?
そして、SLも行っちゃった、だと?
一瞬、目の前が真っ暗になったが仕方ない。バナナとチョコとレモンを頂いて、持参したアミノバイタルのゼリーも摂取。再スタート。
22キロ地点。頭が、体が、突如パッと晴れ渡る。視界が急にクリアになる。普段の長距離練習やハーフの大会では現れない、今んとこフルでしか発現しない不思議な現象。スピードは全然出ないんだけど、いくらでも走れるモードに体のスイッチが切り替わる感じ。たぶんエイドでいろいろ食べたのがエネルギーに回ったんだと思う。
沿道の応援が途切れなく続く。お菓子の差し入れも!ハイタッチも続く。嬉しい~楽しい~
「ひよこー!がんばれひよこー!」
キイロイトリだけど、ピヨピヨで行くよ(^^)これ、暑くなったらさっと脱いでウエストポーチにマジックテープで止められ、寒くなったらまた被れる優れもの!
30キロ地点。再び足が重くなってきた。ひんぱんに路肩に寄ってストレッチ。参加者が少ないからビリになりそうなのが気にかかるけど、制限時間には余裕がある。沿道の声援が力強く響く。
「あと少しだよー!」
あのぉ、残り12キロはあと少しではないんでないかい?(^^)
35キロ地点。イチゴと梨のエイド!美味しーい!なんて美味しいんだ!
沿道の応援の方が甘酒、スープ、コーラの差し入れを下さった。ありがたや!
38キロ地点。豚汁をごちそうになった。涙でちゃうくらい旨ーい!
そのあと、お蕎麦も出たらしいけど、お蕎麦終わっちゃいましたーのアナウンス。まあ、でもすでにたくさん頂いたから(^^)
39キロ地点。もう残り3キロだ。太ももがパンパン。ふくらはぎが釣りそうなんだけど、本当にあと少しだ。
40キロ地点。上り坂!マジで足がつりそう。そこは歩くことにした。うん、歩こう♪そこへ沿道の声援が!そんなに応援されちゃあ!走るよぉ~
今朝がたスタートした会場はもう目の前。おかえりなさーい!の声援を一斉に浴びる。公園のゲートに入り、数百メートルに青いゴールゲートが目に入る。
あああ、今年は、リタイヤばっかりだった。制限時間の壁に阻まれてばかりだった。夢のゴールゲートをようやくくぐれるんだあ。
感極まったところに、応援の子供たちが、
「ひよこー!卵ちょうだーい!」
あ?た、たまご?ナニカ上手い返しを・・・
「あら、卵ならさっき産んじゃったよぉ♪」
てか、返しはいいからさっさとゴールしろあたし。
5時間39分29秒、ゴールイン。
セカンドベストタイム出たよー
ゴール後にまた旨い豚汁をご馳走になりました。

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