今日も va bene

お散歩 アート ぐるぐる

はじめまして 尾竹三兄弟 エツドー、チクハ、コッカンに魅了され

2024-12-04 | 日記
いきいきミュージアム巡りに応募して、泉屋博古館東京へ。今回は虎ノ門からホテルオークラのほうへずっと歩いて上がっていって、スペイン大使館を横目にさらに少し歩いて、たどり着くというプチお散歩コースをセレクト。アート、プラス、運動です。

青山いきいきプラザが主催するシニア区民向けの企画で、年4回、こうした催しを行っているそうです。
この企画が素敵だなと思うのは、ちゃんと入館料をお支払いし、美術館にもプチっと寄与しつつ、学芸員の方などから、特別展についてコンパクトなご説明をちょうだいし、聞いて、見て、アートへの理解がぐっと深まるところ。レクチャー付きで特別感がマシマシ、大感激。素敵な企画に感謝、です。
港区の担当課は「高齢者支援課高齢者福祉係」であることが、区の広報誌に書いてありました。シニアなんだなー。わたし。そうした自分の在り様の理解にもつながるから、新聞に折り込まれた広報誌でこうした企画を見つけることも大事かなって。

「オタケ・インパクト」。特別展のタイトルからして、なんだかワクワク。どんなインパクト? 
ちらしには「はじめまして、尾竹三兄弟」の一言が載っていましたが、正直、尾竹三兄弟については良く知らず、いわば忘れられた存在であったこと、なぜ忘れられるに至ったか、「日本画のアナキズム」「美術史から零れ落ちた、規格外の日本画」などなど、ちらしに込められた言葉の意味について学芸員の方からご説明を受けました。
明治から昭和初期にかけて活躍した三兄弟。彼らが亡くなった時期は昭和の戦争の時代に重なり、死後、回顧展などを開きにくかったこと、なども人々の記憶から薄れていった理由の一つではないか、とのご指摘に大きく頷き、当時の画壇のパワーバランスに翻弄された彼らの生きた時代に思いをはせつつ、いざ展示室へ。
エツドー(越堂)、チクハ(竹坡)、コッカン(国観)の響きすら、何か超かっこいー。
薬のおまけ(売薬版画っていうらしいです)で腕を磨き、前衛的(?)な日本画も、すごっ。
東京国立近代美術館蔵の作品も多数展示されていて、できれば東京国立近代美術館でももっと展示してもらって、見てみたい、と思ってしまったりして。
竹坡さん、ゴーギャンですかといった色彩のものだったり、ピカソですかといったモダンアートのようなものだったり、変幻自在なアートにやられました。
「席画合作屏風」には三兄弟の名前があり、「泉屋」の文字が書かれ、住友との縁があったこと、アートからも窺がえました。

ミュージアムカフェに寄り、お茶してから帰りましたが、チケットを見せると割引があり、ちょっとうれしかったかも、です。


「観覧スタートはホールから。この”絵踏”だけは写真パチリがOKです」o(*°▽°*)o


「チーズケーキセットをセレクト。コーヒーの苦みとケーキのほの甘さでリフレッシュ」♪(´▽`)
コメント
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