秘密のベールに包まれたお客様には目に触れない市民合唱祭の舞台裏をご紹介しましょう。準備から本番そして後始末まで合唱連盟に加入している合唱団のみんなが協力し合って運営に当たっています。チケット・チラシの配布、プログラムの校正そして受付、進行、会場のアナウンス、舞台の平台設営・撤去など係は大忙しです。
それでは各合唱団が舞台までたどりつく道筋をご案内しましょう。まずステージ衣装に着替えてリハーサル室で軽めの練習をします。進行係(遺愛中高)が各団体10分間隔で入替をおこないます。練習終了後階段を上がり関係者以外通行禁止のスロープを通り楽屋ロビーで待機します。前の団体が舞台へ上がったら下手袖に移動し静かに歌声を聴いて待ちます。いよいよ本番、ステージマネージャーがゴーサインを出したら扉を下手係(中部高校)がしずしずと開けて入場です。アナウンサーが団体名、曲目、指揮者、ピアニストを読み上げます。本日は「函館トロイカ合唱団」が担当です。澄んだ美声が会場に響き渡ります。落ち着いていて聞き取りやすくまるでプロみたいです。
いよいよコールフロイデの登場! 女性が平台1段目、男性が2段目です。2段目の平台が高く高所恐怖症の団員には少々足元が不安です。整列完了後に指揮者が中央に、ピアニストがスタンバイです。1曲目「道化師のソネット」指揮 H先生、アルトとテノールのハミングで始まりピアノの6連符、9連符、「わらってよ きみのーためにー」といつもより女声、男声共にのびのびと力強い声が会場いっぱいに響き練習の成果が出ている感じ。2曲目指揮 I先生に交代「Dona Nobis Pacem」ピアノ伴奏が心に染みわたります。ソプラノ・アルトの歌声の後テノール・バスが加わり美しいハーモニーです。集中して歌ったせいかあっという間に歌い終わりました。お客様の温かい拍手を浴びながら感謝して平台を下り上手係(函館トロイカ)がタイミングよく扉をあけて退出です。舞台裏を通ってお疲れ様になります。以上が演奏会の舞台裏でした。
演奏会から一週間がたちました。ブログをスクロールすると演奏会の動画がありますのでぜひともクリックしてお聴きください。そしてあなたの感想をお待ちしております。
演奏会終了後にお茶会と食事会があり曲の反省、高齢者団員は年金問題やかかりつけ医の話などお酒がなくとも大いに盛り上がりました。10月14日(土)は練習場の都合でお休みです。