コールフロイデ 函館 (混声合唱団)

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3月30日「また会う日まで~!」

2023-04-01 12:48:18 | 練習日記

ソプラノNです。

3月の練習日も最後となりました。
学校も年度末で何かと準備があるため、今週と来週は学校開放の利用ができず、サンリフレ函館の音楽室をお借りしての練習となりました。

場所が変わると、何だか新鮮な気持ちになりますね。
ちょっと新入生気分~。

<本日のメニュー>
・発声練習(担当:I先生)
・あのひとが来て(担当:I先生)
・かさなる声に(担当:H先生)
・イランカラプテ(担当:H先生)
・番外編 ハナミズキ


発声練習(担当:I先生)
スタッカートの練習をしました。
そして、大分慣れてきた4度飛ばしの発声。
ドファレソミラファシソドラレシミド
まだ、違う声も聞こえてきますが、気にしない、気にしない!
脳トレと思って続けていきましょうね。

発声中に、先生から
「自分の音の限界分かりますか?」の質問あり。
みなさん、いかがですか?

あのひとが来て(担当:I先生)
先週は、H先生が最初の4拍子の部分の音取りをしてくださっていましたが、I先生のご指導は今回が初めてです。

まず、曲の構成から説明がありました。
4-3-4拍子で出来ています。
3拍子の部分が本題の部分との事。
先生の説明によると、4拍子の部分はプロローグ、エピローグと捉えるとよいそうです。
本題は3拍子の部分。
確かに、歌詞を読んでいるとそう思います。

それから音楽記号についての説明もいくつかありました。
そのうち、最初に歌う部分には
Tempo di moderato→中くらいのテンポでとあります。
そして、quasi recitativoと書いてあります。
これは何でしょう?
quasi(クアジ)→あたかも~のように
recitativo(レチタティーボ)は、
オペラやオラトリオ、歌曲などで、言葉を自然なリズムやアクセントを生かして「語るように」歌う部分。楽譜通り歌うのではなく、自由に歌っても良いそうです。
ここは先生のご指示通り、拍どおりではなくて語るように歌いましょう。

まずは音取りですよね!
p.17上段まで進みました。

本題と言われた3拍子のワルツの部分、ここには発想記号
Com gusto(コン・グスト)→趣味良く、良い趣味で と書かれています。
良い趣味で歌う、、、どういうことかしら?
雰囲気良く歌うということでしょうか~。
曲調を聴いていると、言葉では上手く説明できませんが、言いたいことは伝わってきます。

3拍子の冒頭はソプラノのみ歌詞で歌い、あとのパートはlu とかlaとかでハーモニーを作っています。
ソプラノ、責任重大だわ~~。上手く歌えるでしょうか。
そして、ここの部分は、Tempo di Valse(テンポディヴァルス)→ワルツのテンポで という意味で、テンポは正確に取るようにということを教えていただきました。

この、谷川俊太郎さんの詩「あの人が来て」は、読む度に深い詩だなあと感じています。
読む人の今の心境で、悲しく取れたり、切なく取れたり、今の幸せを感じ取れたり、さまざまです。
今日の私は泣ける感じかな?

「歓びは悲しみの息子」という歌詞がありますが、確かに、深い悲しみがあったからこそ歓びを感じられる。
人の心の痛みが分かるから優しくなれる。
朝と夜が背中合わせなのと一緒なのかな~と思いながら、しんみりと読んでいました。

かさなる声に(担当:H先生)
軽く通して歌いました。
数をこなしてどんどん重なっていくといいですね!

イランカラプテ(担当:H先生)
2週目の練習に入りました。

1番と2番とで歌詞を充てていくと、音譜に「・」がついているところがあります。
「いのちのー・かわはー・ゆーったりとー・ながーれる」
ここは休符と同じ(音がない)と考えてくださいとの事です。

楽譜を男声パート、2箇所ほど訂正しました。

最後まで音取りをしながら通しました。
これから少しずつ深めていくと思います♪

心がスイングする曲ですね。
歌っていると温かい気持ちになります。
大人も子供も一緒になって歌いたい曲だな~と思います。

さて。

ここからは本日のイベントです。
4年前に入団したKちゃん(親しみを込めてこう呼ばせていただきます。)が、お仕事の都合で日本を離れるため、3月末で退団することになりました。
昨年聞いた時にはとてもショックだったのですが、若い彼女のチャレンジを応援したい!という気持ちに変わりました。
我が団の癒やし系アイドルKちゃん。気配りのKちゃん。

Kちゃんから最後のごあいさつがありました。
コロナがあって歌えない時期があったけれど、とても楽しめました。
2年間の海外生活が終わったら戻ってきます。
みなさんとまた歌える日を楽しみにしています。

また、帰ってきてくれます!!嬉しいな。
それまで、私達、元気で歌っていなくちゃ!ですよね。

事前にKちゃんからリクエストをいただいていた「ハナミズキ」を最後にみんなで歌いました。

Kちゃんを囲んで丸くなって歌いました。楽譜を見ないでなるべくKちゃんを見て歌ってくださいとのH先生の声掛けがあったので、楽譜は閉じて、ソロ部分はKちゃんとアイコンタクトを取って歌いました。
こうやっていきなりでも歌えちゃうのって、合唱団冥利というかこの仲間にいられて幸せだな~って感動しました。
H先生の温かな指揮と、急きょI先生が心を込めてピアノ伴奏をしてくださいました。
お二人の先生、並びに協力してくださった団員の皆様に感謝です。
Kちゃん、「最後に歌えて嬉しかったです!」と満面の笑顔でした。良かった~!!

この3月は、団としても大きなお別れの季節となりました。
前途を祝したお別れ、永遠のお別れ、人生にはいろんな事がおきますね。
今日一緒に歌えた仲間と、来週会って歌える事が当たり前と思ってはいけないんですよね。
1回1回の練習の時に会えて声を合わせられる。これって、実はとっても幸せな事。
今日は特にそんな事を感じながら「ハナミズキ」を歌わせていただきました。

イランカラプテの歌詞「君に逢えてよかった 今日はいい日だ」
この言葉を、Kちゃんへ、そして天国の関先生にお届けしたいと思います。

      


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