6月最後の日曜日に仏壇のリユースをしてホッとして7月を迎えたその日、主人の弟のお嫁さんが急死した。私より1歳若い人。
建築の事業をする弟の仕事の業者さんらに慕われて、強面で押しの強い彼のクッション役で、3人の子供さんの優しいお母さんでもあった女性。
ひとり娘さんなので、若い頃「自分は1人だから、いろんなことに不安で、子供はたくさん産んだ」と言っていたことが思い出される。
彼女のお母さんと、お母さんの独身の妹さん、つまり彼女の叔母さんの両方を、1昨年ぐらいから続けてお世話し見送ってこれからという時だった。
亡くなった彼女のお母さんは、3人のお孫さんがそれぞれ結婚しひ孫までいて「1人だったのが12人になった❣️」とよろこんでおられたそうだ。
この日午前中に歯科の治療を受けて、その後スーパーに買い物に来た義妹の姿が、防犯カメラに映っていたらしい。自転車に荷物を積んで帰ろうとしている時に「大動脈解離」で倒れ、ほんとに即死状態だったとか。
この病気は、動脈の中の何層かの層が薄くなって、薄くなった方に血液の塊ができて大きくなっていき破裂するという「大動脈瘤破裂」で、何の自覚もなく突然起こるという。誰にでも起こりうる病気かも知れない。
告別式の出棺の時の、姪の「お母さんありがとう!ありがとう!」と泣きながら叫び続けていた悲痛な声、甥たちの声を上げて泣く姿を思い出すとまた涙が出てくる。
交通事故死や通り魔も同じで、突然の愛する人との別れは悲しすぎる。
通夜の席では、高齢ドライバーの事故のニュースから、免許証の返納をいつするのかと言った話題もひとしきり出た。
主人の弟は、葬儀の翌日から仕事はあるものの、多分へたり込んでいるのだろうと想像する。「ピンピンコロリ」が理想と話していた義妹。突然すぎて本人も逝ったと思っていないだろうし、残された者の悲しみも尽きない。
日々を悔いなく生きるという事を考える。