ご興味ない方にはまたかぁと思われるでしょうから
どうぞスルーなさって下さい。
ヒロインの小商・嫋嫋(シャオシャン・ニャオニャオ)の叔父が
驊県(かけん)という県の、県丞(けんじょう・知事のような役職)として赴任する際
シャオシャンもその地に向けて同行していましたが、叔父たちと一時離れた時
匪賊(盗賊)に見える、賊軍(朝廷に対する反逆者)に襲われてしまい
彼女の危機を聞きつけて、猛烈な速さで駆けつけた凌(リン)将軍に助けられます。
駆けつける前、驊県には既にこの賊軍が攻め入っていて
凌将軍は、賊軍が放った矢を受けたまま、シャオシャンを助けに駆けつけます。
12話「古琴の弦」の、リン将軍の胸に突き刺さった矢を
シャオシャンの知恵で抜き取るところの、私には一番印象に残っている場面です。
英語訳しかなかったですがアップしてみました。
医者は、胸を切り開かないと矢は抜き取ることが出来ないが
開いた胸を縫合する技術が自分にはないのでできないと言います。
すると
シャオシャンが「私に方法がある。でもうまく行くかはわからない」
リン将軍は「大丈夫だからやってくれ」と。
彼女は、自分がつけていた首飾りの玉を全部抜き取った糸を使います。
切れない頑丈な糸でないと矢を抜き取ることは不可能。
この時は、シャオシャンはリン・ブーイの気持ちには全く気付いていませんが
リン将軍が、一目置く彼女に向ける信頼感と、愛溢れるまなざしに胸熱くなります。
将軍との会話で、彼は「この糸は頑丈なのか?」と問います。
彼女は「大丈夫。『少商の弦』よ。私の名前の由来」と。
将軍は「想い人から贈られたものか?」と。
「好きな人の一人、親友よ」「チーチーは見る目がある」と。
こんなことに役立ったからか、女友達のチーチーのことを呟きます。
逆賊たちを成敗した後、武器を横流ししている賊軍の首領を捕まえるために
リン・ブーイらは彼女の元を去っていきます。
驊県の、先の県丞は、賊軍の侵略の時県民が凌辱されないように
県民の犠牲を一人で引き受けて殺され、県丞一族の孫娘一人だけが生き延びたものの
賊軍から受けた傷が悪化し、シャオションと楼ヤオが町を再建する様子を
嬉しそうに見ながら息を引き取ります。
ちょっと弱弱しい所がありますが、シャオションを追いかけてきて
彼女の心をいち早く掴んだ楼ヤオも中々の美男子です。
驊県にシャオションを迎えに来た両親と、城下に戻ってきたところの
検問所にやってきたリン将軍が、程一族を町に誘導するシーン。
シャオションたちの馬車を町に誘導後去っていくリン将軍を見て
楼ヤオも言います。