〜かたることばが歌になる風になる〜

チャイコフスキー「四季」より『炉端にて』について

          
       他所からお借りした画像。バラ「チャイコフスキー」
 昨年から、チャイコフスキーの「四季」の中から、月々の曲を弾いて
          アップさせて頂いています。

        ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
     音楽雑誌の付録につける作品として作曲を依頼された
  1875年12月から毎月1曲ずつ書き、76年11月に完成した作品集です。
   この期間彼は、ドイツ、フランス、イタリアなどに旅するとともに
 「交響曲第3番」「バレー音楽 白鳥の湖」「スラブ行進曲」などを作曲し
 その傍ら、毎月1曲ずつの作曲で、時には、召使いが締め切りが迫った朝に
     「ご主人様、もうすぐ締め切りですよ」と作曲を促し
      そうするとチャイコフスキーは、サッサーと
    まるで、絵のスケッチをするように曲が作られたとあります。

    私はこの曲集の演奏を、名前は忘れたが一人のピアニストのを
      以前に聴いたが、イマイチその演奏は納得出来なくて
         その後買い求めた手元にあるCDの
     オレグ・ボシュニアコーヴィチという、既に亡くなった
         ロシア人ピアニストのものが気に入っています。
       

    「四季」の曲想は明快で、演奏するのもあまり難しくないのに
  あまりにロシア的だからか、よその国の演奏家が敬遠するのかと思うほど
          演奏機会も録音も少ないらしい。
    私が、CDの演奏を納得したボシュニアコーヴィチのことを
    音楽評論家の佐藤泰一という方が以下のように書いておられます。
       
        音色の変幻をうまく使った語り口のうまさ
          じんわりと温かみが伝わるタッチ 
     感傷的になりそうなところをさりげなく回避する呼吸の駆使
   
  「変にこねくり回したところがなく、絶妙に心地よく言い回している」
           と言った感じだろうか。
       温かみがあってセンス良いと私は思っています。         
    

              1月「炉ばたにて」
    ロシアの有名な詩人、プーシキンの詩をもとに作曲された作品で
     冬の夜の暖炉の温もりが感じられる、豪雪に閉ざされた部屋で
     子供たちに読み聞かせるような、優しく静かな語らい。
          作曲家チャイコフスキー独特の世界。
       極寒のロシアを想像しながら弾きたいと思う作品です。

         まだ練習が足りず完成していないので、、、
         1月中には必ずアップしたいと思っています。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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