9月に入っても真夏日の日本。
東の方で豪雨被害の日々でも、西の方は他国か?というほどカラッと晴れて猛暑で
殆ど雨の降らない夏でした。
10月半ばも過ぎてようやく朝夕が少しひんやりしていますが
今朝のニュースで東京ではコートが必須だという冷え込みなのに
関西では昼間になると夏の日差しです。
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タブレットで撮影する時、あまり日差しがキツくて
この景色が反射して見えませんでした。
何とか枠に入って撮った写真の真ん中上部から
降り注ぐ日差しが筋状に微かに見えますね。
洗濯物は、今でも夜に干せば翌朝10時ごろにはカラッと乾いています。
さて先週水曜日妹と、コンビニで発券したコンサートに行ってきました。
コンサート前に早めの夕食をしたいので探したら
ホール近くにレストランが1軒あり夕方は5時半から。
このお店の口コミでは、かつて開店直後に入ったお客さんが
7時の開演に遅れたような苦情があったらしい。
それで別の所で食事しようということになり
妹が独身の頃の勤務地ならわかるだろうと
天王寺駅で下車して駅直結のショッピング街の、妹の提案で初めてのクレープ専門店。
夕食にクレープもなぁと思いましたが、デザートまでの決まったコース。
スープのあと
メインはガレットに生ハムやチーズの乗ったもので、デザートはクレープ菓子でした。
ガレットは蕎麦粉が原料の甘くない薄焼きで
クレープはご存じのように小麦粉が原料で、主に甘いデザートで頂く薄焼きです。
私のガレットはサーモンとトマトや茄子の乗ったもの。
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妹は生ハムにジェノベーゼソースがかかったガレット。
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デザートはクレープに乗ったモンブランケーキと2色のアイス
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ケーキの中にはカラメル×→カルメラ◯が入っていて、シャキシャキといった食感で頂きました。
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以前ならこんな甘いのもペロリで全部平らげられたけれど
一応無理して全部食べたけど、、やっぱりコンサート中お腹が重かった。
どことも今の季節、ハロウィンの飾り付けですが
この店は、お料理のレシートの重石がカボチャ風ポットでした。
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コンサートのプログラムは
フランクフルト放送交響楽団で、前後のシンフォーニーの演目の間に
ブルース・リウさんの、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」が挟まれていて
お若いし指が軽やかによく動いて
私はまるでアマチュアの感想のように、指が良く動いて凄い職人芸だなぁと只々感服。
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ブルースさんは、ショパンやシューベルトあるいは近現代ものなどがお似合いかな。
「皇帝」というより、私の中では清々しい風情の「皇子」が相応しい気がしました。
アンコールはショパンの、猛烈なスピードの「幻想即興曲」。
東京公演は10月15日と21日で、21日の方は庄司紗矢香さんの
ブラームスのヴァイオリン協奏曲だったようです。
フランクフルト放送交響楽団の
「ニュルンベルグのマイスタージンガー」(ワグナー作曲)と
「展覧会の絵」(ムソルグスキー作曲/ラベル編曲)はもう只々圧巻でした。
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ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスなどの弦楽器
フルート、オーボエ、ファゴット、クラリネットの木管楽器
トランペット、チューバ、ホルンなどの金管楽器
ティンパニーなどの打楽器のフルオーケストラで
私がざっと見て120人ぐらいはステージに乗っていたと思います。
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演奏の途中のこの人数のそれぞれ楽器が違う奏者全員でなぞるように
少し長い目のユニゾン(同じ旋律を演奏する)が、当然なのですが
一糸乱れず、ピッチが狂わない柔らかい音量で線を描くような動きに
鳥肌が立つような感覚がきて心の中で唸りました。
「展覧会の絵」の冒頭、私は「移動ド」(どの調子記号になってもハ長調読み)なので
そのように歌いますが
「4分の5拍子♩♩♩♫♩(ラ~ソ~ド レソ ミ)
4分の6拍子♫♩♩♩♩♩(レソ ミ~ド~レ~ラ~ソ)….」と始まる初っ端
『プロムナード(散歩道・遊歩道)・小人』の先頭を切ったトランペットが
シンフォニーホールに響き渡り、聴衆はみな体に衝撃的な戦慄が走る。
これぞ金管楽器、シンフォニーだ!と、そんな感覚を共有したと確信しました。
私は2階の席のど真ん中で、ブルースさんも指揮者も正面に見える最高位置。
アンコールで、所々スタンディングオーベーションですが
私の2席前のオッチャンが、何度も目の前で立ちアンコールを所望。
私は演奏者の二人ともが全く見えません。
初めは「立たんでも、、、」🥲と思ったけど、しまいには笑うしかありませんでした😅
映画を観て感動すると、その主人公にどっぷりハマってしまって
観た人は主人公のその人になったような
「いで立ち・顔つき」で劇場から出てくるって言います。
このコンサートを聴いてきた今、私はその演奏者たちに触発されたのもあるし
ほぼ毎日観る、ハマっているドラマの役者さんたちの
登場人物に没頭して演じる卓越した芝居にも触発されて
今は12月のクリスマス会で私が弾く
リストの「愛の夢」にみんなを誘える(いざなえる)演奏ができればと
老体に鞭打って?(笑)励んでいます、わたしって単純だなぁ😄