「マイサンシャイン」を観てから中国ドラマを続けて見ている。
韓国にしろ、中国にしろ、顔立ちは日本人と共通するところがあるアジア人。
欧米人と違い、所作や表情が、国民性として共通するところがあって
違和感ない気がする。
またまたプライムビデオで「王女未王」というのを観た。
中国南北朝時代を背景に、並立する王朝の隣国との関係と
その王朝の権力争いを軸に、他国同士の皇子と王女の恋愛を描いている。
これを観ると、韓国はまさしく中国の生活様式や、感情表現から
相当な影響があったことを感じる。陸続きだから当然。
韓国ドラマでは怒りを表すときに、机の上のものを
全部ワーッと手で払うシーンは定番。
また、女性が、敵対する女性の頬を平手打ちするのも頻繁に出てきて
このドラマでも叩くシーンがよく出て同じだが、静かな口調で運ばれて行くあたりは
韓国ドラマと少し違う。
人の顔を平手打ちする行為は、カッとなる国民性による表現だろうか。
日本人はこんな感情表現で怒りをぶつけない。
中国南北朝時代とは、北魏が華北を統一した439年から始まり、髄が
中国を再び統一する589年までで、南北に王朝が並立していた時期らしい。
髄が統一した後、髄からいろんな技術や制度を学ぶために、日本(倭国)の
推古天皇の時代に、600年から618年までの18年間に3回から5回
「遣隋使」を派遣した歴史は日本史で学んだ。
このドラマに出てくる衣装の色や刺繍、髪飾りがとても美しく
それを見ているだけでもうっとりする。
格闘シーンの映像では、役者をワイヤーで吊るし空中を飛ぶシーンが多く
ちょっとファンタジックな部分(非現実的)は、そこだけ作り物的で
最初は少し違和感があった。
未王に扮しているのは「マイサンシャイン」でヒロインを演じた
「ティファニー・タン」という女優さん。
恋人の皇子役は、今回初めて知った「ルオ・ジン」という男優さんで
王道行く男前❕
並んで主役を演じる皇子は「ヴァネス・ウー」という男優さんで悪役。
感情に流されず着々と自分が玉座に座るために、自分を慕う女性に
本心を見せず、時には思わせぶりに、時には冷ややかに利用するという
非情な皇子を演じていて、王道をいく主人公には無い怪しげな魅力の俳優。
ドラマでは感情には惑わされない男を演じているが、王女未王には本気で
惹かれていく男性でもある。
この方、本職はミュージシャンらしく、撮影の合間の待ち時間には、ポップな踊りを踊っているのがメイキング映像で出ていて
このドラマのキャラクターとはかなり違うイメージの方だ。
ドラマの結末が吉なのか凶なのかやきもきするが、これから
中国ドラマも観続けたいと思っている。
追記
主人公に扮するお二人、ティファニー・タンとルオ・ジンは
プラベートでもこのドラマのあと結婚されている。