「旅の恥はかき捨て」で何とか宿泊旅館に着いてやれやれ。
二人とも早速部屋のお風呂に入って寛いだ。
敷地面積が狭い感じの建物なので、一室が1階と2階という贅沢なスペースとなっているのだろう。
和室に布団を敷いてもらうという煩わしさが無いので落ち着いた時間が取れる。
夕食は和洋の懐石料理。
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予約をする時「50歳以上のプラン」というのがあった。
私たちはどこに泊まっても、お料理が多すぎて食べ残してしまう傾向の年代だから、このプランは とてもありがたいと思った。
旅館の人のお話で、大家族で泊まられたご家族の一番長老の方が、若い息子さんやお孫さんと同じく、ステーキをペロッと平らげたというお話も聞いた。お元気な方だと思う。
日本料理の料理人の方の繊細な美的感覚と味付けの妙は、芸術的センスが必須だと思う。
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トマトを蒸した中にコーンやパスタをクリームで和えたものが入っていて、表面にホワイトソースをかけた「雪の鎌倉」を模したものだそう。
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お皿もパステル風の色合い。
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鹿児島はやっぱり黒豚のしゃぶしゃぶ。食感は甘くて柔らかくて軽いけれど存在感がある。
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お茄子の味噌田楽。大きさが見事でホタホタでとろける。
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じゃこ飯とのっぺい汁。
のっぺい汁は新潟県の郷土料理としてよく知られているが、全国各地である郷土料理だそう。
里芋やごぼう、れんこん、にんじんなどの野菜に鶏肉などが入ったとろみのあるお汁。
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デザートは、焼酎入りアイスと霧島茶のプリン。
私はお酒がダメなので普通のアイスクリームにしてもらった。妹の方の焼酎入りを少し食べさせてもらったが、ほとんどアルコールは感じなかった。
30年近い昔のこと。主人が初めて熊本に単身赴任して、住んでいた会社の寮を訪ねた時、優しい方だったがガッツ石松のような風貌のご主人と、目鼻立ちのはっきりした熊本美人の奥さんの管理人さんが出してくれたゼリー。一口でかなりアルコールの匂いがしたぐらいで、食べた後私は30分ぐらい眠りこけたのを見て「奥さん、お酒よわいんやね〜」と大笑いされたことがあった。
アルコールでアレルギーを起こす「風」の後輩がいたが、そこまでのことは無いが、父の体質を受け継いだ私は呑めないのでいつも残念で損した気分になる。
食事を運んできてくれた若いお嬢さんが宮崎の方の音楽学校で声楽を勉強した方だとわかり、「合唱団風」の話などして盛り上がり楽しい時間となった。
お食事処の電気のスイッチもこんな感じになっていて日本的空間。
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翌朝もとても綺麗なお弁当風の朝食を頂いた。
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朝食後お目当ての霧島神宮に行くので早い時間に宿を後にした。
流石に霧島神宮はナビで出てきた。そりゃそうでしょう!これ出なかったらSレンタカーさんはアウトや!
旅館の駐車場は広い道路を渡ったところにある。
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この道を右側、南方面?の山に向かって走ることになる。
すぐ近くで温泉の蒸気が吹き出しているところがあって写真を撮る。
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ひたすら山道を走る。
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側溝からまた湯けむり。温泉地ならではの景色だ。
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山を一つ超えるような感じで1時間近く走ってようやく霧島神宮に到着した。
その話はまた次の章で。