私の日曜大工に注文が舞い込んだ。
必要に迫られて、なんだかんだと、作ってきたが、今度ばかりは、頼まれて作ることになった。
注文主は、次女からでした。
「奥行25cm、横幅98cm、高さ10cm」の台を注文してきた。
聞くところによると、机の上に、本箱があって、その本箱全体を、この台の上に乗せてしまって、
下にできたスペースに、パソコンを収納したいらしい。
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この絵じゃなくて、ノートパソコンらしい。
まぁ、どんな風に、使おうが、注文主さんに、お任せするとして、
さっそく、ホームセンターで材料を仕入れて、表面に塗る塗料まで、仕入れたのが、約二カ月前だった。
やるぞ、やるぞ、・・・と、約二カ月経ったとは!ずいぶん、かかったとは思っていたが、
もう、そんなになるのか!次女は、毎日、『まだかいな~。』と思っていたに違いない。
いや!親父のことだからと、そんなこと、納得済みか。
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それとも、もう忘れていたりして。
それでも、工作に全然、手を付けなかった訳ではなく、下の写真までは、すぐに、出来たが、
遅くなったのには、訳があった。それは、ちょっとした素人ミスの連続だった。
まず、最初に、これは台の足の部分。ニスを塗る予定で、磨いて、磨いて、ツルッ、ツルッにする。
あらかじめ、板にビス止め用の下穴をあけておく。ここら辺がチョット細かい小細工。板が割れないで済む。
ビス止めだけではちょっと心細いので、接着剤をつけて、万全に。
台の足を固定する。
ここまでは、一週間ほどで、出来て、その後、接着剤が固まって、ビスの頭がめり込んだ後の穴に
充填剤も練り込んで、それらが乾くのを待って、さぁ、ニス塗りだ。
着色ニスは板の材料が集成材なので、キズ等にしみ込んで目立つので、
先に透明ニスで目止めをしようと、揃えた材料の透明ニスを塗った。この透明ニスには、
ちいさい字で、「うすめ液は、ラッカーうすめ液」を使うように説明書きがあった。
しかし、これを読んだのは、塗り始めて、ニスがモコモコとしてきて、初めて、
『何じゃ、こりゃぁ』と、ちいさい字を読んで気が付いた。
エェー!ラッカーうすめ液を使えとは!『アッチャァ!』ペイントうすめ液を使っちゃった
ペイントうすめ液を使って塗った部分は、それは、それなりに塗れてあったので、ホームセンターへ走り、
ラッカーうすめ液を買ってきて、残りを塗った。目止めでも、もう一回、透明ニスを塗ろうと、
思っていたので、何にも、気にしないで、一日乾燥させました。
これが、つまづきの始まりになろうとは、思いもよらなかった。
ご覧のように、ニスや、ペンキには、うすめ液が指定してあって、その仕様に合わさないと、ダメらしい。
一回目のニスが乾いたので、二回目を、今度は、ラッカーうすめ液で薄めて塗り始めた。
きれいに塗り終わった頃、表面になんか、奇妙な模様が浮き出てきた。ちぢみ模様とでもいうのか、
亀甲模様のような形の、ちぢみ模様が、出来あがった。一回目の下地がふやけて、しわになったらしい。
あ~ぁ、やり直しだ。
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これが乾くまで放置しておいて、ちぢみ模様が、乾いて堅くなったところを、
サンドペーパーで削り取った。ニスが乾けば、堅い、堅い。サンドペーパーでは、しんどい。
下地がきれいに取れないので、ニス塗りは止めて、その上に、ペンキを塗る事にした。
今度のペンキは、ペイントうすめ液だ。間違いないように、注意して、うすめて塗った。
出来栄えが、あんまり良くないので、二回塗りをした。それが良くなかったのか、
今度も、失敗したらしい。
亀甲模様ではないが、透明ニスとペンキは相性が悪いのか、乾きが、悪かったのか、
一回目のペンキが、膨らんできた。塗れば塗るほど、範囲は拡がって、水ぶくれのように、剥がれてきた。
もう、ダメだ。と、一晩放置していたら、朝には、シワがあるけど、水ぶくれは、無くなっていた。
布にアイロンを掛けるように、シワを平たいもので、押さえて延ばせば、
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上の写真のように、
何とか、くっついているように見えたので、注文主には、ナイショで、これで、完成だ。
もう、疲れちゃたので、どうせ、本箱の下になるんだから、シワがあっても何とか、使ってもらいましょう。
注文主さんが、どのように、使ってくれるのか? 機会があれば、お知らせしましょう。
注文主さんへ!。使っている写真を見せて下さい。それに、この台は高いよ。
高さじゃないよ、値段が高いよ。