明日は終戦記念日。池上先生の終戦当時のTV講義は勉強になりました。
しかし分かりやすいですね。ドナルドキーン氏が高齢で体調が悪い中でも
出演されていたのには感心しました。
日本人に帰化されるということですが、体調回復をお祈りします。
さて、前回の続きですが(コメントありがとうございました)
胃ろうの方の状況をもう少し報告します。
前回から又1名胃ろうの方が増えて今6名になりました。
聞けばホームでは8名様まで受け入れる予定とのことですが
ナースもかなり疲れが見え始めました。
その中でお二人が「固形状の栄養」になっています。
滴下は2時間かけますが、このお二人は「お食事」つまり注入に
かける時間は5分くらいです。
黒糖味やヨーグルト味などがあって寒天やゼラチンでゼリー状にしている物らしく
硬さはヨーグルトくらいだそうです。
水分も一緒に注入してその後投薬もします。
この半固形化栄養法というのは、吐くことがなくなり痰の量も減り、
吸引回数が減るので食事の時間を気にしなくてすむとのことです。
便秘や下痢も少なくなるとのこと。
けっこう良いことだらけですからこれからは増えるんでしょうね。
注入は当然ナースが日中も夜間もします。
しかし、以前研修で見に行った施設では夜間帯ナースがいない
ホームだったのでケアスタッフが手際よく注入してました。
これでいいのかなー? と疑問を持ったのでしたが、、
これからはどんどんケアスタッフに難しい処置が任されてくるのでしょうね
大きな事故が起こらないと制度運営が緩んできてしまい、「想定外でした!」で頭を下げて
おしまいってなことの多いわが国では将来が心配です。
それでも胃ろうにして元気な姿を見ると
ご家族も胃ろう手術を選択したことに満足されている様子で
それはそれなりに意味がありかな?
いまや手術は10分~20分とも聞きます。
でも、普通に口から食事できるのは幸せです。
それはこの仕事をしていて実感できることなのでしょう。