定年前おじさんの介護ヘルパー挑戦談

有料老人ホーム、特養。ホームで日々起きている実態、しみじみとした感動と驚きの不思議なお話をいっぱい!

最後の介護研修「訪問介護」実習に行ってきました。

2010年07月02日 | 介護技術
3月から始めたヘルパー2級の研修も最後となりました。
今日は都内。3人の研修生がある交番前に集合。
先生はベテラン(60歳代かな?)の女性ヘルパーさん。
まずは100円ショップにて、包丁をしまうケースを探して と言われ
見つけましたが、「昨晩これから行く利用者さん宅で、薬のせいで
頭痛がして興奮し、包丁を持って暴れた」というイキサツにびっくり!
三人とも一歩腰が引けたのです。「これからそこに行くの?、、、」
しかし、先生はまったく落ち着いており、仕方なしに三人の研修生は
八百屋で買った大きなスイカとなすを引っさげ向かいました。
 行ってみれば、50才代に見えないくらいの若くて、背の高いがっちりがたの女性でした。
10代から「統合失調症」になり、それから約30年。
ヘルパー先生は4年前から担当になってからというもの、大変な苦労をされたようです。
 元は大学へ行っていたころに発病したらしく、もともと大変頭脳明晰な女性
だったとのことで、文字を書くこと、おしゃべりすること、運動すること、
部屋の掃除、薬の飲み方等などずっと一緒に頑張ってきて、今や僕らと少し
お話もできる程度に回復しているようでした。
 以前は食事を作っておくと、限りなく食べ続けてしまい体重は100kg超え!
食事制限のために、冷蔵庫には鎖を巻き錠をかけて鍵を隠す。すると鍵を一生懸命に
探し出す。と言う戦いを続けたとのことでした。
「介護保険なら基本は65歳以上。ケアプランはケアマネが立ててからヘルパーは
それに従いヘルプするのですが、精神障害は若くても国の保障があり、けっこう自由に
介護ができる」そうです。
 帰りには、我々三人のために2時間も介護業界のお話を聞かせていただきました。
今日はもう長くなるので、この辺で終わりますが、こんな方々が愛情をもって
一人の障害者の方に心血を注いでいるのを見て、感動すると同時にこの仕事のやりがいを
感じることができました。今日は良い日でした!
 因みにヘルパー先生のお歳は72歳でした。びっくり!
「利用者さんのほうが私より若い人多いんですよ」うわー
本日の歩数は7274歩でした。 画像は記念日に行った箱根強羅公園です。アジサイがきれいでした!

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