定年前おじさんの介護ヘルパー挑戦談

有料老人ホーム、特養。ホームで日々起きている実態、しみじみとした感動と驚きの不思議なお話をいっぱい!

ホームで夫婦喧嘩は昔の敵討ち?

2011年12月07日 | 有料老人ホーム

 夫婦喧嘩カップルは?

奥様が先に入居されていて、少し認知症あり。立位困難、車椅子。ちょっとこわそうなタイプ。

1ヶ月遅れて入居されたご主人は奥様より認知症が進んでます。

入居された日には、もうコートを着て帰り支度です。

『あのーすみません。預けた荷物を返してください。今から帰りますから、、

でもお金が返らないと家に帰れないし、何処に行けば財布返してもらえるの?』 

と、次から次にスタッフに話しかけます。

そしてとうとうエレベーターを見つけ受付へ。

『荷物を返してくれー帰るからー』と頻繁だ。

そんな行動にも、奥様は冷たい視線

そしてとうとう、

『私はここにいるほうが楽だから残るよ。あんたは帰りたいなら帰りなよーどうぞどうぞ』

(ひゃーご主人可哀相)

言われたご主人は、急にしょんぼりして、部屋に帰ったと思ったら

コートを着て出てきちゃうじゃありませんか。(帰り支度)

 『あいつが帰れって言ってるから、やっぱり帰るぷんぷん。荷物はどこ?、、、』

(あーー「今日は宿泊予約がありますから、食事も心配なくお支払いも済んでいますので、

安心してお過ごしくださいねー」とやっと落ち着いたのに、、、

そんなときは人生経験の深い僕の仕事。「まあまあ、、、、」

(あーー忙しいこの時間にうひゃー)年寄りヘルパーはこんなときに役立つ。

しかし、思うに「今まで好きなようにやってきたんだから、こんなところで敵討ちされるのだなー。

奥さんは『今に見てろよー』ってずっと思っていたんだろうね

わかるわかる。でも待てよ。

自分も怖いんじゃないの? と

自分の近い将来が心配になるのでした。やれやれ

 

 


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