
長いこと横浜中華街に入り浸っていますが、ゴールデンウィークに行ったのはもうずいぶん昔のこと。疲れ果てて帰ってきたことを記憶しています。
で、今年は久しぶりにGW中に出かけてみました。といっても食事しに行ったのではなく、単に街の状況や人々の動きを観察しに行っただけですが。
まずは中華街大通り。上の写真のような混雑でした。思い通りに歩くことはできません。
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中華街最大のパーキングに入ろうとして並ぶ車の列 | 休日価格を上から貼ったの? |

ごった返す蘇州小路に入ってきた茨城ナンバーの乗用車。別に進入禁止でもないので違反ではありあませんが、ちょっとねえ。この先は南門通りですが、そこで進退窮まってしまったのでは。
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市場通りと大通りの交差点。身動きできない。 | 普段は観光客なんか通らない路地。この先は山下町公園を経て関帝廟通りに出る。 |
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媽祖廟前に座り込んで肉まんを食べる人々 | 100円バス「赤い靴号」のバス停に座り込んでバスを待つ人々 |
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歩車道間の植え込みは踏み荒らされて…。 | 周苑の予約者名札。すごい数だ! |

山下町公園の会芳亭前では、町内会婦人部の人たちが出店を出していました。焼きソバ、おでん、焼鳥などが売られていましたが、顔見知りのおばさんの話では中区の区制80周年に寄付するためにやっているとか。6日まで販売しているそうです。中華料理店に入れなかった方々は、こちらで焼きソバなんかいかがでしょうか。
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おばさんから頂いた焼鳥と焼きソバ | 皇朝の隣の空き家、先日の選挙のときは某候補の選挙事務所になっていましたが、今日は皇朝の売店に使われていました。 |

爆発的な勢いで売り上げを伸ばしている「皇朝」です。現在、3店舗を出していますが、この空き家も店舗にするのでしょうか? 世界チャンピオンの威力と、1個90円という手頃感で客を惹きつけているようです。
この看板の前を通るたびに不思議に思うことがあります。それは第1回世界チャンピオンの名前が、オープン当初と現在とでは違うということです。
2004年7月、長安道に第1号店が開業したとき、入り口横に総料理長の蔡曜さんを紹介する貼紙が出ていました。それによると、中国国家高級技師(特1級点心師)であり、1992年の第1回中国料理世界大会個人優勝者ということになっていました。つまり第1回世界チャンピオンだったわけです。
ところが、今の看板を見ると朱偉民という人が第1回世界チャンピオンを名乗っています。第2回、第3回と人が変るのは理解できますが、第1回のチャンピオンがなぜ、変ってしまうのでしょうか。理解できません。
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開業したての頃のコック紹介看板 | 現在のコック紹介看板 |

この写真は「王興記」の前。缶ビールが300円で売られていました。それに大根モチが1個100円。
店に入れず昼食難民になってしまった人々がこれを買って、路上やビルの階段に腰掛けて食べているようです。

こちらは南門通りの占い専門店。995円で手相や運勢を見ています。普段から客は多いのですが、今日は50人くらいが順番待ちをしていました。すごいですねえ。

でも、これくらいの行列で驚いていてはいけません。市場通りと太平道の交差するところで、とてつもない究極の行列を見てしまいました。
あの「萬来亭」です。改造して少しは大きくなったとはいえ、まだまだ小さな店舗ですが、なんと100人くらいの人たちが並んでいたのです。すげ~。
並んでいる人たちは、こんな感じです。

それにしてもゴールデンウィークの横浜中華街はすごいです。「梅蘭市場通り店」では70人ほど、「海員閣」で40人ほど、「山東」で20人ほどが並んでいました。みなさん、いつ入れることやら…。
また逆に、平日は会社員で賑わっている店なのに、この日はガラガラだったりする店もありました。典型的なのが「雲龍」です。平日の昼時は混み合っているのに、今日はお客が1人も入っていませんでした(私の見た時間帯に限りますが)。
行列でしたよ。
どうも3日にフジテレビでここの焼きそばを
紹介されてしまったのが原因のようですね。
なんともひどいタイミングで放映されて
しまったものです。
それにしても100番目の人は何時に入れたんでしょうか。他人事ながら気になってしまいました。