
20年ほど前に上海路で撮影した写真です。何を撮影したかというと、屋根の下にある懸魚(げぎょ)を撮ったんです。
よくお寺なんかで見かけますが、地方に行けばこれの付いた民家にたくさん出会うことができます。
これはねえ、魚をデザインしたもので、火除けの意味があるんです。魚といえば水の中にいますよね。それで水に関係の深い魚を建築物に飾って、おまじないのようにしているのです。
いま、こんなものを中華街の中で探そうたって、もう見つけることは出来ないでしょうね。
ところで、この写真に写っている懸魚のある建物は、いま、どうなっているのでしょうか。
これが李華飯店のものだったのか、あるいは大原商事のものだったのか、記憶が定かではありませんが、前者ならば今ここは「桃花」になっています。後者ならば食品販売の「好頂」ですね。
撮影したときは毎日のように見ていたのに、今となってはどこの建物についていたのか、まったく分からなくなってしまいました。街の記憶なんて、こんなものなんですねえ。
やっぱり、こまめに撮影しておかないと、分からなくなっちゃう。

ちなみに、こちらは開港記念会館の軒下を飾るメダリオン。いわば懸魚みたいなものです。
でも、これはどう見たって魚とは思えません。フクロウですね。知恵を象徴する動物ですので、開港記念会館に貼り付けられているのでしょうか。
さて、ここで冒頭の写真に戻ってみてください。左側に見えている金ピカの建物は菜香新館です。久々にこれを見て思い出したのが菜香の点心ランチです。また、行ってみるかな。
一枚の写真から思い出した菜香のランチでした。
懸魚に関するサイト「懸魚の形態と由来」
↑参考になります。


15年位かな?
なんたって、私、ここの5階で結婚披露パーティーしましたから(笑)
中国服着て巨大桃饅カットしましたよ。
サービスでスモーク炊いてもらったりして。
バカでしたねえ・・・
あのころは・・・
駄目だねえ、年とってくると5年が1年くらいに感じる…
菜香新館で中国服着て結婚披露パーティーですか。見たかったなあ。
私も若い頃、中国服着て横浜駅西口周辺をよく歩いたもんです。
リバーシブルのガウンで、表は水色、裏はピンク。全体に金糸で花が刺繍されていました。
こんなもの着て呑み屋に入り浸っていたのです。
今考えると恥ずかしい…