１２月４日(日)晴

ある新聞社の優秀な女性新聞記者が記者をやめて韓国の大学院に留学するという。
いろいろと事情はあるだろう。彼女の韓国行は何をそうさせるのだろうか。
父親が在日韓国人で母親は日本人、日本の大学を出て韓国に語学留学をしている。
この時に知り合った現地の韓国人と結婚している。
日本に戻ってきて記者生活の始めは奈良支局だった。おあいしたいという電話で１度、お会いして昼食をした。そして夫にいわれたとか。もう１度お会いしてちゃんとお返ししておきなさいと。それで２度お会いした。それからしばらくして奈良県在住の韓国で政治犯になって罷免で奈良に戻ってきた人の連絡先を教えてほしいといってきた。
私は知らなかったので知らないといつた。それから連絡はこなかった。
在日韓国人の立場で知っていても教えることに躊躇してしまう。
ここは日本人感覚とはまた違う。まだ私は韓国に行っていたので政治に関するところから距離を置いていた。
その彼女は韓国の大学に留学するという。映画関係という。奈良で国際映画祭の通訳をしたことからという。奈良国際映画祭と聞くと新聞で名前見るのも嫌な人がいる。人を区別しておいて、あなだが何が国際映画祭と私は思っている。
地域で活動するなら地域の在日コリアンにも平等の目を向けてもらいたい。取材でお会いした彼女の私に対する不公平な態度とその雰囲気にいっぺんに嫌になった。もう陰からもさらさら応援する気がない。地域の在日コリアンの歴史も理解して交流してから「なら国際映画祭」に取り組んでもらいたいものだ。