今、知人が来て帰っていかれた。

そして自宅にずっとおられると言う。携帯電話にやっと私の名前を子息に登録してもらったのでやっと外からでも電話ができるようになったという。
それで私はそれならメールにしたらいいよ。メールだったら入れておけば
ご主人にわからないと言うとそれが私は携帯をあちらこちらに置いておくからという。
うちは夫が携帯をみてもわからないので触らないが他所はそうじゃなかった。
「携帯をそこらへんにおいておくので主人が見るので-」----という。
なるほど。
だいたい私の回りにいる女友達はご主人が定年退職をして自宅におられるようになると携帯をもってメールの操作を覚える。
女友達との連絡の取りあいはメールでできるからである。メールでどこであうとかにしている。
だから家庭の固定電話代が携帯をもつようになって基本料金で払えるようになったという。メールでするほうが電話代は安いのである。
私は仕事も兼ねているので電話代はそれなりにかかるがしかたがない。
携帯のメールはほとんど私用になる。仕事はほとんパソコンで打ち込む。パソコンの方が文章にするのに早い。携帯は変換に時間がかかるので失敗することもある。
若い頃は男性たちが外で働き昼間は女性たちは自分のやりたいことをして時間を使ってきた。昼間は自分の自由な時間だった。
それが定年退職して自宅にいる男性たちのかさが高いこと。どこでも同じである。私の友人はご主人が定年退職をして自宅におられるようになって血圧があがって入院されたとも聞いている。
それぐらい男性はかさが高い。それまでは女性は好き勝手に昼間は過ごしていたので自由な時間が少しずつとられていく。
しかし家族を養うために働いてきたことには感謝をしている。
団塊の世代はまだ自分の趣味を持っている人も多いかもしれないがそれ以前の世代は働くことが生きがいだったので職場を離れると手持ち無沙汰で趣味をつくる術をしらない世代である。
だから男性の一抹の寂しさとむなしさを考えると気の毒な世代とも思っている。
しかし日本は定年退職した男性たちがさらに町の中をもっと歩く人が多くなるだろう。ホワイトカラーもブルカラーも定年退職の年代は同じである。
今後は日本の高度経済を支えた世代、段階の世代の定年退職者の増加になる。
今後どうなっていくのだろうか。
そんなことを知人との会話で考えている。