２月１日火曜日、外の外気は冷たいかもしれないが晴れている。

近年は１２月に入ると風邪を引きやすくなった。
そして暮れの新年号特集に追われていくと風邪がピークに達して体調を壊している。先日病院に行って薬を貰って１２月半ばから引きずっていた風邪がやっと治って１０日ほど経つ。また季節の変わり目なので気をつけないといけない。

朝から原稿１本（３０日の現場）を作成して写真も送信して１０時半過ぎた。
そしてジャーナリスト・ネットの原稿、明日の予約でセットアップしてみた。
はたして写真が入ったのかどうかわからない。
もう時計は１１時１８分です。
明日は金剛学園の旧正月の行事の取材です。
朝が早いので-----。
韓国では２月３日は旧正月です。立春の日になります。
韓国の公休日は明日から３日間、また故郷に帰る車で高速道路は渋滞します。
今年は雪が多くて帰れる人がどれくらいなのだろうか。
現在では韓国では新正月にする人もいるらしいと聞いていますが果たしてそうだろうかと、旧正月（ソルナル）の民族大移動にそう思ってしまう。
私が高校１年までは祖父がいたので旧正月で祭祀をしていた。
祖父が亡くなって後を父親が引き継いだ。日本の会社に勤務していた父親の意向で新正月に祭祀をするようになった。
新正月にするのも兄弟の多い父親の家族、いろいろとあっただろうと今ならそんなことが理解できる。
１９６０年の９月の初めに祖父が亡くなった。
１９６５年の日韓国交正常化を見ないで亡くなった。
もし長生きしておれば韓国の故郷、慶尚南道晋陽郡智水面にある生まれ故郷を訪問していたと思っている。
当時は日本で北朝鮮に帰る運動が行われていた。
弟の分家と仲がよくなかったという原因、私の本家の男兄弟、女姉妹合わせて９人、朝鮮総連を支持する家族２家族があった。
しかし分家筋のほとんどは韓国を支持していた。民団の支持者だった。
こんなことで韓国に訪問する分家の人たちに迷惑がかかるということで親戚の往来をしなくなったのかとふと、私は思ったりする。
しかし当時を知る人たちは高齢になりまた多くがこの世からすでにいなくなっている。
祖父が健在の時にもっと我が家の歴史を聞けばよかったとこの年になって思う。
とりあえず韓国の慶尚南道晋陽郡智水面に住んでいた晋陽鄭氏の先祖の末裔は日本の関西で暮らしている。
分家は日本社会で屈指の財閥と知れた財を築いた。
本家は地道にただ日本の会社で会社員をして平凡な生活を築いた。
しかし財はその伴侶、嫁が働きそれなりのものを作ったが分家とは足元に及ばない格差になった。
しかし韓国で同じ血筋だった人が関西の空気を吸って暮らしていることには間違いない。日本植民地時代に土地を略奪されて豪農だった我が家は小作人になった。日本の略奪の際に１町は残してくれたがこれで我が家の本家・分家が生きていけないと考えて韓国全土を回って生活の糧を作った祖父だった。
祖父は日本植民地時代の土地略奪は目の前で見てきたのでずっと日本を恨んでいたのか時には悪い言葉で「ウエノム（倭人）」と言っていたことをも思い出した。
１世の背中を見てきた２世はどうしても自分の体に韓国の血が流れていることを実感する。帰化とたやすく日本人は言うがそう簡単に心が切り替えられるものでない。帰化しょうと１歩進むが２歩また後ずさりをしている。
現在、韓国の文化や言葉に対しての指導に韓国からこられている新渡日人が占めているがいつもそのたびに心の中では寂しく思っている。
先日、１９３０年、前半に生まれた在日韓国人の男性が「僕らの世代がぎりぎり韓国語が使える世代です。この後はもう日本文化に慣れ親しんだ在日韓国人です」と話された。
勉強することにこしたことがないが韓国語の発音が難しい。
日本語を言語にして育った２世のホームグランドは日本です。
しかし心の底に帰化できないこだわりがある。
これを理解できない日本人そして在日コリアンを隠し通している同胞の不条理の言葉に言い返すこともわずらわしくていつも心の中で泣いている。
私はまた隠し通している在日コリアンの気持ちが理解できない。
国籍も１人の人間の人権である。
人権を無視したことは今も日本社会では日常茶飯事で行われている。
はたして地方参政権付与のマニフェストを掲げた民主党は絵に描いた餅の公約で民主党もそうしたことが平気でできるのだろうか。
事情があると国会議員は話されるが-----。私は心の中でまったくと思って黙って聞いている。
日本人の中でも在日コリアン大嫌いと思う人が多いのでこんな文章を書くと何を書き込みされるのか嫌なに気持ちも甦ってくる。
さて昼食にしよう。