2月10日、病院10時の診察。

だいたい、いつも10時予約は9時25分前後に自宅をでる。
歩いて行くと今日もそんなころの時間に家を出ているので予約受付は9時38分になっていた。今日は待合の椅子のところはあまり人がいなかったがまあ、診察は10時前と思っていた。
それで出かける寸前に弟の嫁さんから電話が入ったが病院の予約が10時と言って電話を切って戸締りをして病院に急いだ。
受付を済ませて外に出て携帯から電話をした。
そしたら姪っ子のことだった。
そんなことでとりあえず用事が済んで待合に戻ると看護師が「名前呼んでいたのに」と言われてびっくりした。
今日は診察がすいているようだ。そしてもう1人の医師が整形外科を診察しておられるので私の担当医師は少し楽になったようだ。
診察を終えて会計を済ませて病院を出ようとしたのが11時10分前、玄関から同じマンションの奥さんが入ってこられた。御主人の薬をとりにこられたようだ。
この奥さんも美人である。
マンションの住民と家に上りこんでまで話をすることはここに引っ越しをしてきてから私自身が決めている。集合住宅でとラブルに巻き込まれたら大変ということと、賃貸しでない。分譲なので1戸建てに買い換えない限りここが終の棲家になると考えてトラブルに巻き込まれないように注意を払ってきた。
幸い何事もなく皆さんとは挨拶をしてエレベーターや階段の前あたり、バス停で私がバスを待っている間、近くのスーパーに買物に行くときなどの立ち話をしたりしていい関係を作ってきた。
それが数年前、夫は何かのひょうしに自治会の会計を引き受けてきた。
もう私は怒った。怒った。ずっと怒った。終っても来年から役員は引き受けてこないでと釘を刺した。私が忙しいことも1つの理由だった。
それと私は専業主婦時代、サークル活動などしてきたが計算が苦手で算盤も上手でない。計算機もよく間違える。お金に関わることが大嫌い。しかも人のお金である。会計という役割は嫌いで絶対に引き受けなかった。だからずっと夫に怒っていたが各階の代表が自治会費を持ってこられると受け取って計算して帳簿につけていかなければならない。
下を向いて小さな数字や文字に肩がこり血圧はあがり難儀した。
そのとき自治会長をしておられたたのが今日、病院の玄関であった奥さんである。
双方、上りこんで会計の打ち合わせを3度したことがあったので少し親しくなった。
当時の私の家はリビングにパソコンを置いて仕事部屋を兼用していたので人がきてもらうのがものすごく恥ずかしかったがそんなことを言っていれらなくて部屋に上ってもらっていた。
それから数年が過ぎた。
3年前、一念勃起して大掃除をした。
本を700冊捨てて1つの部屋を空けた。
パソコンに部屋にしょうと思った部屋のもの生活用品や洋服ハンガーをもう1つの物置の部屋に移さなければならない。両方の部屋にあった本700冊捨ててなんとか部屋は少し広くなったがまた物が増えている。困ったものだ。

それで今日は奥さんにリビングにあったパソコンはベランダ側の部屋に移して本を700冊捨てたと話したらびっくりしていた。
「本はフリーマーケットに持っていったのでしょう」と話すが私は「弟に来てもらって軽トラ2台で捨てました」と言ったら「もったいない」と言う。それで私は「そうなんです。もったいないと思いました。みんなに怒られています。僕らが欲しかったのに」と。そうです。韓日の歴史書や韓国の小説の全集に在日コリアンが書いた著書などなど。そして石原裕次郎の写真集に阪神淡路大震災の写真集、さらに私が韓国で取材した写真、大きい箱に2箱入っていたのも捨てた。
さらに大阪や京都の外国人教育研究会で発表した資料、渡来文化と宝物、強制連行そして在日コリアン関連の歴史的地域の資料等々があったものを全部捨ててしまった。捨てた後にもったいないと何度も思ったが思い切らないと部屋は片付かないので後悔はしていないが皆に「うちにくれたらよかったのに」と怒られている。

病院の玄関で5分ほど立ち話をして私は病院を出た。
近鉄奈良駅に着くと11時5分、お腹はすいている。うどんやさんでうどんを食べたいが11時に開店したばかりの店に入るのが気恥ずかしい。
向かい側の行きつけの喫茶店に言ってサンドイッチとコーヒーで昼を済ませた。
今日は喫茶店で新聞2紙を読んだ。
1時前に店をでて100円ショップで買物を済ませて自宅に戻ると夫が外から戻ってきていた。
夫は昼食にたこ焼きを買って来たので一緒に食べてバソコンの前で仕事、夕方4時半になるとまた夕食のさいそく。あわてて保存食を出したりして夕食の支度をした。
夕食の後、仕事の原稿を仕上げて写真も送った。まだ゜もう1本残っているが---目が冴えて集中力があったら今夜に作ろう。
しかしひとまず休憩してテレビをみよう。

今日、行きつけの喫茶店で新聞を読んでいると隣で話している奥さんは2人は60代後半、話しを聞くとはなしに聞いていると話しが面白くて心の中で笑っていた。
「もうな。私、この間も家の中で携帯電話をどこに置いたのかわからへんようになってそれで家の電話で携帯に電話したらあるところがわかると思って携帯に電話をしょうと思ったらその携帯電話番号がわからへんねん。なかなか自分の携帯電話番号覚えられへん。もう大変やってん。もう集中力もなくなって前は外に出るといったらさっさと用意して出かけたのにもうこのごろは出るのが嫌になって最低限の用事のためにでかけていくるねん」と言っていた。

誰も思い当たるふしがあると思うのですが-----。