東京外国語大学で地味ながら継続して行われているイベントが、世界各国の優れた映画を無料で見せるTUFS Cinemaです。その担当部署の方から、12月の土曜日に3回連続して行われる「アフガニスタン映画特集」のチラシをいただきました。まずは上映される各作品の概要と、チラシの裏表をご覧に入れましょう。
TUFS Cinema アフガニスタン映画特集(各作品紹介サイトから事前登録ができます)
『狼と羊』 上映日時:12月7日(土) 14:00~ 作品紹介サイト
2016年/デンマーク、フランス、スウェーデン、アフガニスタン/ダリー語、ロシア語、ヒンディー語、ウルドゥー語/86分/日本語字幕/原題:Wolf and Sheep گرگ و گوسفند
監督:シャフルバヌ・サダト
出演:セディカ、クドラット、アミナ、サハル
<上映後解説/トーク>
登利谷 正人/司会:藤井美佳
『アジーズ先生』 上映日時:12月14日(土) 14:00~ 作品紹介サイト
2018年/アフガニスタン/ダリー語、英語/114分/ドキュメンタリー映画/日本語字幕/原題:Moallem Aziz
監督:マレク・シャフィイ
<上映後解説>
マレク・シャフィイ(監督)、登利谷 正人
『カーブルの孤児院』 上映日時:12月21日(土) 14:00~ 作品紹介サイト
2019年/デンマーク、フランス、ルクセンブルグ、アフガニスタン/ダリー語、ロシア語、ヒンディー語、ウルドゥー語/90分/日本語字幕/原題:The Orphanage پرورشگاه
監督:シャフルバヌ・サダト
出演:クドラトラ・カディリ、セディカ・ラスリ、マシフラ・フェラージ、ハシブラ・ラソーリ
<上映後解説/トーク>
登利谷 正人/司会:萬宮健策
『オオカミと羊』はすでに2021年の第22回東京フィルメックスで見たのですが、前から見たかった『カーブルの孤児院』(2019)があって早速予約を、と思ったものの、残念ながらスケジュールが合わず...。チラシを読むと、劇中にインド映画のタイトルや映画音楽が引用されているようで、どの映画なのかなあ、といろいろ想像しています。ご覧になった方で、映画の題名がおわかりになった方は、ぜひコメントで教えてくださいね。
ついでに、と言っては何ですが、アフガニスタンに関するドキュメンタリー映画がもう1本、年末に公開されます。イランのハナ・マフマルバフ監督作の『苦悩のリスト』(2023)で、父親のモフセン・マフマルバフ監督のドキュメンタリー映画で、パレスチナとイスラエルを描く『子どもたちはもう遊ばない』(2024)と一緒に、12月28日からシアター・イメージフォーラムにて公開されます。試写のご案内はがきから、必要部分を切り取りましたのでどうぞ。
この2作品は12月28日(土)から、シアター・イメージフォーラム他全国劇場にて、2作品同時ロードショー公開となります。公式サイトはこちらです。このマフマルバフ・ファミリーの作品にも、ぜひご注目下さい。