6月に開催される、TUFS Cinemaのインド映画上映のご案内を藤井美佳さんからいただきました。今回はマラヤーラム語のインド映画で、『バーフバリ 伝説誕生』や「南インド映画」に続いての南インド映画の上映です。詳細は次の通りです。
TUFS Cinema 南アジア映画 公式FB
『わな おじいちゃんへの手紙』
2015 年/インド/マラヤーラム語/81分/原題:Ottaal/日本語字幕(TUFS Cinemaオリジナル版)・英語字幕付
原作:チェーホフ『ワーニカ』
監督:ジャヤラージ
出演:アシャント・K・シャー、クマラガム・ヴァースデーヴァン、シャイン・トム・チャーッコー、サヴィタ・ジャヤラージ、トーマス・G・カンナンプラ
(チラシより)
薄暗い寝床で手紙を書く少年。彼が思いを馳せるのは、水と緑の豊かな南インドの村。8歳で両親を亡くした少年クッターパーイは、大好きなおじいちゃんに引き取られ、入り江でカモを育て、漁をしながら平和に暮らしていた。彼は、裕福な家庭の子供と友達になり、やがて学校へ行きたいという思いを抱くようになる。永遠に続くかに見えた平和な暮らし。だがいつしか、その生活に暗雲が垂れ込める。チェーホフの『ワーニカ』を翻案、ケーララの美しい自然とともに、貧困と格差という残酷な現実を描き出す。2016年ベルリン国際映画祭クリスタル・ベア(Generation Kplus)受賞作品。
日時:6月10日(土)14:00~(開場13:30)
場所:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール アクセス
入場:無料/先着順/申込み不要 定員:501 名
主催:東京外国語大学 共催:東京外国語大学拠点 南アジア研究センター(FINDAS)
協力:Director Jayaraj / Ms. Kyoko Dan
[お問い合わせ]
東京外国語大学 総務企画課広報係
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
Tel: 042-330-5150 (土日祝をのぞく 9:00-17:00)
Ottaal - The Trap - Malayalam Movie Trailer
上は現地版予告編です。なお、字幕翻訳も担当する藤井さんの話では、この作品がすでにNetflixで配信されたという件に関しては「先月配信されたNetflix版の『おじいちゃんの嘘』というタイトルの作品を確認したところ、我々に提供されたものは編集が違っておりました」とのことで、Netflixでご覧になった方も再度足をお運びになる価値があるようです。ジャヤラージ監督の作品は日本ですでに3本映画祭上映されており、アジアフォーカス・福岡国際映画祭1998では『神の戯れ』(1997年/原題:Kaliyattam)、同2000では『悲哀』(1999年/原題:Karunam)が、そして1997年の第11回福岡アジア映画祭では『英知への旅』(1996年/原題:Desadanam)が上映されました。かつてこれらの作品をご覧になった方は、ぜひぜひ新作もご覧になって下さいね。