アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

『カバーリ』の悪役は趙文瑄(ウィンストン・チャオ)だった!

2016-06-24 | インド映画

仕事のツメに疲れると、すぐYouTubeを見てしまう私。さっきもロバの鳴き声画像(!ホントに「アホ、アホ」と鳴くんです)を捜しがてら、チラと見ていると、こんな画像を発見!

Kabali Exclusive - Villian Interview (Winston Chao)

えー、7月公開のラジニカーント主演作『カバーリ』の悪役は、趙文瑄(ウィンストン・チャオ)だったのか!! KLタワーが写っていたので、マレーシアが舞台だとは思っていたのですが、ラジニの敵は中華マフィア、とかなのでしょうか。それにしてもなぜウィンストン・チャオ? そのあたりの意外性は、上記インタビューで本人も語ってくれています。

The-wedding-banquet-1993-poster.jpgRed Rose White Rose.jpg

ウィンストン・チャオと言えば、中華な世界では”孫文役者”として有名な俳優です。最初は、アン・リー監督の『ウェディング・バンケット』(1993)の主役で注目され、台湾映画で大活躍。続いて香港映画でも活躍し、スタンリー・クワン監督の『紅い薔薇 白い薔薇』(1994)の主役のほか、多くの作品に出演しています。メイベル・チャン監督作品『宋家の三姉妹』(1997)で孫文を演じたことから、よく孫文役が来るようになり、『孫文-100年先を見た男』(2006)でも主役を演じました。うーむ、その彼がラジニ映画に、しかも悪役でとは、『カバーリ』はグローバル感に溢れていますね~。

KABALI's Terrorising villain Winston Exclusive Interview!

YouTubeには、他メディアのウィンストン・チャオのインタビューもあり、上のも面白かったので付けてみました。「アイシュワリヤー・ラーイ」がなかなか発音できないウィンストン・チャオ(笑)。ファンの方はいろいろご覧になってみて下さいね。ますます、『カバーリ』を見る楽しみが増えました。



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2 コメント

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野望 (玻璃)
2016-06-25 02:17:37
先日のインド映画講座でお目にかかった者です。
貴重なお話の数々で本当にうれしかったです。チャンスがあれば、またお邪魔させてください。

ウィンストン・チャオがラジニと共演ですか!ぜひ見てみたいです。

こういう共演が実現するなら、私の野望も・・・。

アーミル・カーンVSトニー・レオン!

憑依型のこの2人(トニーはアーミルほど深く考えてない感じはしますが(笑))の演技合戦がぜひ見てみたいですね。

年も身長もほぼ同じで、この年でも「カワイイ」という冠詞がつくというところも同じ。なんだかいろいろイメージがふくらみます。

いずれかが悪役というのもいいし、セリフの応酬がたっぷりあるバディムービーや離れて育った二卵性双生児とか?
すごくよく練られた脚本(どんでん返しつき)でどこかで企画してくださらないかなあ。

インドではジャッキー・チェンが大人気と聞きますが、トニーはどのくらい知名度があるのでしょう。ウィンストンが登場するなら、トニーも可能性はありますよね、きっと。
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玻璃様 (cinetama)
2016-06-25 03:12:34
コメント、ありがとうございました。

そして、遠くから講座にお越し下さって、本当にありがとうございました。
おいしいおみやげまですみません。
とってもリッチなお味で、楽しませていただきました。

アーミルと梁朝偉(トニー・レオン)の共演ですか...
ちょっと肌合いが合わないような気もしますが、どうでしょうねえ。
トニーのインドにおける知名度は、ゼロに近いです。
アート系の映画が好きな人には、少しは知られていると思いますが(『ブエノスアイレス』のDVDも出ていたりします)、ジャッキー・チェンが100とすると、2か3ぐらいでしょうか...。
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