アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

インド映画講座@朝日カルチャーセンター等のお知らせ

2016-06-23 | インド映画

4月から毎月、スペース・アーナンディでインド映画講座をやっているのですが、9月には昨年に引き続き、朝日カルチャーセンターでもお話をすることになりました。内容は下の通りです。

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インド映画最前線

ハリウッドを追うインド映画

講師 アジア映画研究者 松岡 環

最近のインド映画は、様々な面で変化を遂げつつあります。特にハリウッド映画の影響が顕著に見受けられるようになり、サスペンス映画や実話に基づく作品が増加。また映像技術的には、インドがハリウッドのCGやVFX制作の下請けをしていることもあって、最先端の映像技術を使った作品も出現するようになりました。このままインド映画は、ハリウッドを追い続けるのでしょうか? ここ2、3年の作品を対象に、インド映画の最新動向を分析します。(講師・記)

 日 時:2016年9月16日(金) 19:00~20:30

 受講料:会員 3,024円、 一般 3,672円

※資料請求、お申し込み等は、朝日カルチャーセンターHPからどうぞ。


チェンナイの映画館アビラーミ      ムンバイの映画館ドリームランド

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上記講座を9月に設定したのは、8月にまた東南アジアと香港を回るため、インド映画の最新情報をお伝えできると考えたからです。8月公開のリティク・ローシャン主演『モヘンジョダロ』は見られるはず、ラジニカーント主演作『カバーリ』は絶対にまだ上映中に違いない、そしてもしかしたら、サルマーン・カーン主演『スルターン』も見られるかも....と期待しています。それらのおみやげ話のほか、3月にインドで買った映画グッズのプレゼント(『PK』の現地版ポスターも含まれます)も差し上げる予定ですので、ご期待下さいね。

でも、その一方で「しまった!」もありまして。実は9月16日(金)は、福岡アジア文化賞の授賞式当日なんですねー。残念無念、A.R.ラフマーンの晴れ姿が見られない(泣)。次の日のイベントには文字通り飛んで行くつもりですが、熱烈なラフマーン・ファンの方は、ぜひ16日の授賞式からご参加下さい。まだ申し込み可能のようですので、こちらからどうぞ。なお、連休に当たりますので、ホテルのご予約(足下を見て、通常料金の倍だったりします)はどうぞお早めに。ラフマーンのナマ歌が聴けると嬉しいのですが、17日のイベントを期待しましょう。

A.R.ラフマーンが作曲を担当したものとしては、昨年字幕を担当したマニラトナム監督作『O.K. Darling』がありますが、その中から、私が好きな歌「Maula Wa Sallim」を付けておきます。これは、イスラーム教の伝統的な祈りの歌だそうで、字幕作成時に調べた時には、歌詞は「Maulaya salli wassalim da-iman abadan(アラーの神よ、祝福をお与え下さい)」と出てきたのですが、もしアラビア語に詳しい方がいらしたら、どう表記した方が正しいのかご教示下さい。映画の中ではほんの一部が使われただけですが、強く印象に残っています。

 OK Kanmani | OK Bangaram - Maula Wa Sallim Lyric Video | A.R. Rahman, Mani Ratnam


それから、冒頭でちょっと言及したスペース・アーナンディの<インド映画特別講座/「インド映画完全ガイド」発売記念:インド映画を極める!>シリーズは、いよいよ来月が最終回です。お席はまだ数名の空きがある、とのことですので、ご希望の方はお早めにお申し込み下さい。チラシを貼り付けておきます。

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スペース・アーナンディ/インド映画特別講座

「インド映画完全ガイド」発売記念:インド映画を極める!

<第1回>インド映画のクライマックス・アクションと舞踊

アンコール開催のお知らせ 

「インド映画完全ガイド」を記念しての上記の講座は、これまで<第1回>と共に、<第2回><第3回>をそれぞれ2回ずつやってきましたが、<第2回>以降にご参加下さった皆様の中から、「<第1回>をもう一度やってほしい」という声が出てきました。そのため、<第1回>講座をアンコール開催することに致しました。 

 日時:7月16日(土) 15:00~17:00

 場所:スペース・アーナンディ(東急田園都市線高津駅下車1分)

 定員:20名

 講座料:¥2,000(含む資料代)

 講師:松岡 環(「インド映画完全ガイド」監修者&編集者)

 TEXT:塩田時敏「インド映画においてはアクションもまた群舞なのだ!」(P.142)

    佐藤雅子「インド映画の多様かつ絢爛な舞踊の歴史」(P.140)

          (カッコ内は「インド映画完全ガイド」のページ数です) 

最初に<第1回>を開催したのは昨年の11月でしたが、あの折の反省点も踏まえて、内容や構成をもう一度検討する予定です。現在ヒット中のシャー・ルク・カーン主演作『ファン』では、初の韓国人アクション監督オ・セヨンが起用されていて、インド映画アクションはまさに日々進歩しています。また舞踊シーンは、数が少なくなった分重要度が増してきています。メイキング・シーンも多数挟みながら、詳しく解説していきます。 

ご予約は、スペース・アーナンディのHP「受講申し込み」からどうぞ。ご予約下さった方には、ご予約確認と共に、スペース・アーナンディの地図をメール送付致します。床におザブトンをひいて座っていただく形になりますので、楽な服装でお越し下さい(申し訳ないのですが、スペースの関係上イス席はご用意できません。悪しからずご了承下さい)。皆様とお目にかかれるのを楽しみにしております。(松岡 環)

こんな映画を取り上げる予定です。

Devdas.jpgTees Maar Khan (2010 film) poster.jpgJung film poster.jpg

Dhoom 3 Film Poster.jpgBaahubali poster.jpgEk Tha Tiger theatrical poster.jpg

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この講座が終了した後は、11月ぐらいからまた新しいシリーズの講座をと考えていますので、引き続きよろしくお願い致します。 

<本日のオマケ>

宝塚歌劇が来年、2017年1月の星組公演で、「オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-」を上演するというニュースは皆さんすでにご存じと思いますが、公演期間は1月6日(金)~1月18日(水)で、チケットの一般発売は12月4日(日)からとなります。詳しくは、宝塚歌劇公式サイトをどうぞ。チケットの入手方法は、ほかにも友の会に入る等の方法がありますので、こちらをご参照の上、作戦を練って下さいね。で、私なんですが、宝塚歌劇は1950・60年代には数回見に行って(豊中市に住んでいた叔母が遊びに行くと連れて行ってくれた)、春日野八千代の舞台姿(!)も拝んだものの、ここ半世紀ぐらいご無沙汰なので、見に行くかどうか最後まで迷いそうです。ま、ヴィジュアルが出てから決めることにしましょう...。

どないな舞台になりますのん?Omshantiom.jpgウチよりきれいやったらイヤやなあ。

 


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4 コメント

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宝塚でOSO! (アールーゴービー)
2016-06-24 17:13:10
宝塚でOSOが上演されると聞いて、あーなんか宝塚っぽいかもと思いました。
宝塚は大地真央さんの時代から数年はまってたのと、OSOはシャールクの映画の中で一番好きな作品なのでぜひ観に行きたいところですが、チケット争奪戦、激しそうですね。
7月の”スルタン”と”カバーリ”、とても楽しみです。
私がよく行くチェンナイの映画館は、とてもきれいでゴージャスなのに映画代がたったの120ルピーで、映画字幕付きの回もあったりして、デリーよりも映画を観るにはいい環境です。
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申込みしました! (Jaan)
2016-06-24 20:57:47
cinetamaさん、こんばんは。
朝日カルチャースクールでのインド映画講座、嬉しくて、早速、申込みしました♪
楽しみです~(*^。^*)

スペース・アーナンディでの新しい講座も、今から楽しみです♪♪♪

宝塚歌劇がオーム・シャンティ・オームをやるなんて、興味津々です。
シャールク、どんな感じになるんでしょうね~。
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アールーゴービー様 (cinetama)
2016-06-24 22:52:40
チェンナイからのコメント、ありがとうございました。

そうなんです、北インドでは軒並み200ルピー超えの映画料金が、チェンナイだと120ルピーなんですよね。
ですので私も、まずチェンナイに行って、ヒンディー語映画のめぼしい作品も見てしまう、という作戦を採っています。
とはいえ今年は、ムンバイでヴィジャイ・セードゥパティの作品を見たりしたので、おあいこだったんですが。

『カバーリ』、ご覧になったらまたご感想などお寄せ下さい。
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Jaan様 (cinetama)
2016-06-24 22:57:10
コメント、ありがとうございました。

カルチャー、申し込んで下さったのですね。
いつもすみません。
3月にインドでポスターを結構買い込んで来たのですが、やはり全部で20枚くらいしかないので、それぐらいの人数だといいなあ、と思っています。
『バージーラーオとマスターニー』『ディルワーレー』などもありますので、お楽しみに!
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