前日に引き続き、ムンバイでの映画関係のお買い物です。この日はまず、行きつけの書店ストランド・ブックストール(下写真)へ。ストランドとのおつきあいももう20年以上になります。ある研究者の方に教えていただいて、映画本の品揃えもよかったことから、毎年行って買っては日本に送ってもらっているのです。日本まで本を送るサービスをしてくれる本屋はあまり多くなく、特に最近船便小包という制度がなくなってからはよけいに少なくなってしまったので、ストランドは貴重な存在です。
でも、ここ2、3年、ストランドは映画本の品揃えがだんだん悪くなり、「あそこで見かけた時買っておけばよかった!」と後悔することがしばしばなので、昨日前もって別の本屋でいろいろ買い込んだのでした。案の定、昨日買った本のうち、ストランドで出てきたのは1冊だけ。とはいえ、違う本が5冊ほど出てきたのでそれを買い、昨日買った本も持参して一緒に送ってもらったのですが、買った本の代金が7,664ルピー(約13,000円)、国際宅配便での送料が4,885ルピー(約8,300円)と、送料の高さに泣けてきます。船便だと3分の1ぐらいで行くのになあ。SAL便で送ると少し安くなるものの、その手間を考えると(中央郵便局とは違う場所にある専門のオフィスに持って行き、いちいち中身をチェックしてもらわないと送れない)、強制はできかねます。
そして次は、お待ちかねの紙製品屋さんチマンラール。ストランドもD.N.ロードという通りからちょっと入った所にあるのですが、チマンラール(上写真)もその近くにあります。行きたい方のために、住所を書いておきましょう。Chimanlals, A2, Taj Building, 210 Dr.D. N. Road, Wallace Street, Fort, Mumbai です。D.N.ロードの割と北寄り、ウオレス・ストリートを入ってちょっと行った所ですが、写真のように地味な入り口なので注意しないと見落としてしまいます。
中はこんな感じです。今回、ダメもとと思って、「店内の写真を撮ってもいいですか?」と聞いたら、「どうぞどうぞ」というお言葉が返ってきてびっくり。そう言ってくださったのは下の写真、左に写っているおじさんなのですが、写真を撮っていると、お勘定カウンターの人だけでなく、事務室の人も顔を出してくれて賑やかになりました。でもって、そこでチマンラール製品が福岡アジア美術館の展覧会で展示されたこともご報告。カタログのカラーコピーを持ってくればよかった、と後悔しました。
でも、ここはどんなヨイショをしても(笑)絶対に負けてくれないお店です。今回も3,857ルピー(約6,500円)買い込み、毎年それぐらい買っているのですが、一度もディスカウントとか、何かサービスをしてもらったことはありません。下の写真で左側に写っているショートカットのお姉さんが、淡々とレジを打ってくれるだけです。インドでは珍しい、堅いお店で、そういう所も好きです。
大荷物になったのでいったんホテルに戻り、陽が少しやわらいだ4時頃、今度はアブドゥル・ラフマーン・ストリートへ。クロフォード・マーケットから北へ延びているこの通りは、文房具とおもちゃ関係の店がわちゃっ~と集まっている一角です。
ここでの目的は、<ナマステ・インディア>でのプレゼントにするスターのポストカード。メインストリートから入った、Bhajipala Laneにある、Hiroo MFG.Co.(下写真左)とS.T.Bookwala(下写真右)でポストカードを購入。単位は100枚で、その内容は選べません。今回も、「シャー・ルク・カーンのいっぱい入ってるやつ!」と叫んだのですが、店員のおじさんに、「ないよ。シャー・ルクはもうインドでは人気がないんだよ」とからかわれてしまいました。というわけで、Hirooであったのは映画のシーン中心の2組だけで、『シンガム』のアジャイ・デーウガンと、『ロックスター』のランビール・カプールのものばかりなのです。私があんまりがっかりしてるので、若い店員さんが、「S.T.ならあるかも」と教えてくれたのでした。
4軒ほど手前のS.T.では、見事お目当てのポストカードを購入。いずれも、100枚35ルピー(約60円)です。屋台で商売している人は、これを仕入れて1枚1ルピーで売るのですが、まあロスもあったりするのでぼろもうけとは言えませんね。で、どんなのが手に入ったかは、<ナマステ・インディア>でのお楽しみ、ということで。
このほか、<ナマステ・インディア>で配る時の封筒もここで購入します。今年はなかなか気に入ったのがなくて、あちこち渡り歩いて300枚ほどを購入。ある大学で担当している授業でも使うので、こんなすごい数になるのです。一番たくさん買ったのが、Mirzaanというお店。下のお兄さんがとても親切に対応してくれました。
写真を1枚撮らせてもらっていたら、「僕のも撮って」と別の店員さん(顔が似てるので、経営者の一族かも)も、さらには店主らしき人も、というわけで、写真大会となりました。
「日本から送りますね」と言ったら、「メールで送って」と名刺を渡され、おお、やっぱり電脳大国インド、と思った次第です。昨夜添付ファイルで送付したので、今日の始業時は盛り上がったことでしょう。
それから、昨年の3月11日に地震のことをブラックベリーで教えてくれたお兄さんにもお礼に行きました。こんなシールをいっぱい売っているお店で、右が昨年の写真です。今回はこれをプリントアウトしてお礼に持って行ったのでした。
ムンバイでのお買い物は、これでほぼ終了。明日は今日買ったものをパックして郵便局から送り出すのですが、紙製品は重くって、また何千ルピーという送料が。ああ、到着までに4ヶ月かかってもいいから、船便が復活してくれないかなあ.....。
なほと申します。
チマンラールの封筒が現地だと何枚セットで何ルピーなのかを知りたくて
検索していたらcinemaasiaさんの
ブログにたどり着きました!
色々と検索してみたのですが、値段はあっても、何枚セットなのかはわからずに困っています(;_;)
こんな質問で本当に申し訳ないのですが
もしよろしければ、教えてください!
よろしくお願いします(>_<)
長々と本当に失礼いたしました!!
チマンラール製品のうち、レターセット(便箋+封筒)は基本的に10枚1セットです。ただ、いい紙を使ったりしている豪華なものには5枚1セットもありますが、ごく少数です。
値段はそれぞれに違いますが、A4変形サイズのもので50ルピーといったところでしょうか。レターセットには全部名前が付いていて、たとえばApoorva、Vatika、Shobhanaといったところは51ルピーです。サイズの小さな物は、37ルピーとかのもあります。
カードセット(カード+封筒)は5枚1組で、これもサイズによって値段が異なります。日本のハガキサイズに近いものでは、私の好きなペイズリー柄のNalandaは36ルピー、その他39ルピーとかもあります。
小さなサイズ(ナマステ・インディアでプレゼントに入れた物)のカードはほとんどが10枚1組で、値段は30ルピー前後です。カードは5色1組になっているものがほとんどで、小さなサイズのカードは1色に付き2枚ずつ入っています。
日本円にするとごくごくお安い(1ルピー=約1.5円)ので、お買い得ですよ~。4,000ルピー弱買った私の荷物の大きさが、わかっていただけると思います(笑)。
それにとても細かくサイズ別に教えていただけて本当に助かりました!
ブログの内容には関係ないですし
見ず知らずのもののあんな質問に
答えていただけるとは思っていなかったので
すごく嬉しいです。
cinemaasiaさんはきっと素敵な方ですね!!
今までも興味はあったのですが
私もインドにすごく行ってみたくなりました。
本当にありがとうございました。