3月24日(月)から始まる第38回香港国際映画祭の上映作品を、少しだけですがご紹介しておきます。オープニング映画は彭浩翔(パン・ホーチョン)監督作品で、古天樂(ルイス・クー)、梁詠(ジジ・リョン)、曾志偉(エリック・ツァン)、楊千嬅(ミリアム・ヨン)らが主演する香港映画『香港仔(Aberdeen)』と、陳果(フルーツ・チャン)監督作品で、黃又南(ウォン・ヨウナム)、文詠珊、任達華(サイモン・ヤム)、惠英紅(ベティ・ウェイ)、徐天佑(チョイ・ティンヨウ)らが主演する『那夜凌晨,我坐上了旺角開往大埔的紅VAN(The Midnight After)』です。
『香港仔(Aberdeen)』の予告編はこちら。5月8日から公開予定です。
『那夜凌晨~』の予告編はこちら。4月10日から公開予定です。三級片(成人指定)になってますねー。
残念なことに、時間と場所の関係でどちらか一方しか見られません。『香港仔』は午後8:30~尖沙チョイの香港文化センターで、そして『那夜凌晨~』は午後9:30~湾仔の香港コンベンションセンターで、なので、どうあがいても無理です。私は『香港仔』のチケットをゲットしたのですが、今日お目に掛かった方から、「フルーツ・チャンの新作はいいらしいよ」とうかがって、ちょっと失敗したかな、と思い始めているところです。公開前なので、事務局で見せてくれる資料DVDリストには多分入ってないだろうなあ....。
ほかに香港映画の話題作としては、呉彦祖(ダニエル・ウー)主演、林超賢(ダンテ・ラム)監督の『魔警』、リウ啓智(カイチー)主演、黄修平(アダム・ウォン)監督の『明日』、徐天佑(チョイ・ティンヨウ)主演、陶傑(チップ・ツァオ)監督の『愛・尋・迷』、陳豪(モーゼス・チャン)主演、黄浩然(アモス・ホワイ)監督の『点対点』などがあります。回顧上映は、廉政公署を描いたテレビドラマの特集があり、任達華(サイモン・ヤム)らの若き日の姿が見られるほか、香港電影資料館では「江湖了断」と題して、黒社会(ヤクザ)映画の特集も行われます。アジアフォーカス・福岡国際映画祭に続いて、イランの監督アスガル・ファルハディーの特集上映もあるなど、今年も盛りだくさんです。
映画祭以外では、とっても残念なことがありました。行きつけであるチュンキン・マンションのインド映画DVDショップ「プレスト」が店じまいしてしまったのです。プレストをやっていたメイベル・タムさんからお正月に電話がかかってきて、その旨を知らされた時は大ショックでした。昨日行ってみたら、シャッターがしまったままになっていました。で、今日彼女が飲茶に誘ってくれて、尖沙チョイで息子さんやそのガールフレンド(韓国の方で、広東語だけでなく日本語もできるという楚々たる風情の才女でした)と一緒にテーブルを囲みました。
メイベルさんの話だと、店のレンタル料が月18,000香港ドルから20,000香港ドルに上がり、到底やっていけなくなったとのこと。確かに、DVDのレンタルと販売なんて、上がりは微々たるものですものね。というわけで、今は店をたたんで政府の年金をもらって生活しているそうです。てっきり私と同じ年齢か、もっと若いかも、と思っていたら、もう70歳を超えているとのことでビックリしました。写真を見ても、60代前半にしか見えませんよねー。
彼女が年齢の証明で見せてくれたのは「長者カード」、実物を初めて見ました。前にも書きましたが、中国語では老齢者のことを「長者」と呼びます。「日本では”長者”は”富翁”の意味よ、うらやましい」と言っておきましたが、さらにうらやましいのは、このカードを見せるとバスも半額以下の2香港ドルになったり、医療費も上限はあるものの無料だったりと、生活費があまりかからずにすむことです。私もいっそ、香港に移民しようかしら....。
あとは、今日は知人ご夫妻と一緒に上環でお茶のお店へ。林奇というお店でいろいろ試飲させてもらって(上は、試飲用のお茶を入れてくれる看板娘のお二人。右の方は日本に2年半留学していたそうで、日本語が十分にできます)少し買い、あとは行きつけの堯陽というお店で緑観音(”鉄”ではなくて”緑”なんです)と水仙茶を。ここは、老年に近いおじさん3人で、林奇とは全然違うしぶ~い雰囲気。でも、珍しく緑観音を試飲させてくれ、知人ご夫妻はすっかり気に入って下さって2包みお買いあげ。よかったです~。
その後は知人ご夫妻と別れて、旺角のホテル(前回も泊まったポップ・ホテル。また別の作りの部屋でしたが、相変わらず狭くて超機能的。ネットも有線ランでさくさく繋がってすごい幸せ)に戻り、新世紀廣場の映画館へ。その前に近所の大好きな茶餐庁合發で夕食を食べたのですが、梅菜蒸肉餅がやはりとってもおいしくて、これでレモンティーがついて43ドルとは、と感激しました。シェフ、いつまでもいて下さいね。
今回初めて気が付いたのですが、この店には看板猫が2匹いました。お勘定台にどっかと座り込むトラ猫ちゃんは、さしづめここの招き猫。人を怖がりません。ランチタイムには見かけなかったので、忙しい時は引っ込んでいるのかも。
そして、夜の旺角へ。相変わらず賑やかな下町モンコクなのでした。
今年もいらっしゃらないのですかー(がっかり)。昨夜Tessさんに会ったのですが、彼女も、それから今回は奥様といらしているOさん(=知人夫妻)も、Fanfunfuanさんは今年はいらっしゃるかな、と気にしてらっしゃいましたよ~。
来年はぜひ香港でお会いしたいです。
チュンキン・マンションのインド映画DVD屋さんといえば、以前教えてもらった1階にあったショップが、G階の奥の一角(廊下)をお店にしていました。昨年の10月のことです。あの方、ネパール人なんですか。私はシャールクのDVDしか買わないのですが、なくなると困ります。
きたきつねさんの影響か、猫を見るとすぐ写真を撮りたくなってしまいます。
プレストのあとがまはどうするのか、頭の痛いところです。ネパールの人がやっている1Fのあの店しかないかなあ....と思い悩んでいます。
店名のご訂正もすみません。自分の中では「ラムケイ」と憶えていたので、つい「苑」を落としてしまいました。
こちらは、親しい友人がガイドブックを作る時に飛び込み取材したらとても親切にして下さった、とのことで、昨年お買い物を引き受けて初めて行ってみたものです。この日も、買った物以外にお茶のプレゼントをいただきました。
有名なお店なんですね。
香港にいらっしゃるのですね。羨ましい…
彭浩翔と陳果の新作、とても見たいです。どちらも香港色が強そうで、一時の大陸合作が憂鬱だったころとは様子が変わりつつあるようですね。
それにしても、プレストが店じまいとは。何度か伺ったことがあり、とても残念です。家賃値上げで昔からのお店がばたばたと閉店していますが、なんとかならないのかと思います。
そして、合發の看板猫!かわいい…今度ぜったい行こう!と思っています。情報ありがとうございます。
引き続き、香港レポート楽しみにしていますね。
上環のお茶屋さん、林奇苑ですね。
http://www.lkytea.com/
日本でもけっこう有名なお店です(と、思いますw)。
最近、台湾のお茶ばかり飲んでいるので、たまにガツンとしたお茶が飲みたくなります。