昨日のインドに続き、韓国映画のトップ10をどうぞ。トップの作品は昨年の11月22日公開、そして12月20日公開の作品もトップ5入りと、韓国の観客の熱量に圧倒される思いです。ただ興収をチェックすると、トップと第2位、そしてそれ以下の作品の興収が、倍以上の差があるというちょっと驚くような結果にもなっています。大丈夫なのか、韓国映画界?
韓国映画:2023年観客動員数+興行収入トップ10
参考サイト:http://www.kofic.org/eng/news/boxOffice_Yearly.jsp?mode=BOXOFFICE_YEAR&selectDt=2023&category=N&country=K
https://www.wowkorea.jp/profile/kmovie/y2023/
(タイトルのカッコ内は原題/興収ならびに観客動員数は千単位以下を四捨五入)
1.『ソウルの春(서울의 봄)』
公開日:11月22日(製作年:2022年)
興行収入:1150億4439万ウォン/観客動員数:1185万人
監督:キム・ソンス
出演:ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン
'111초의 압도적 긴장감', [서울의 봄] 메인 예고편
2.『犯罪都市 NO WAY OUT(범죄도시3)』
公開日:5月31日 (製作年:2022年/日本公開:2024年2月23日/公式サイト)
興行収入:1044億963万ウォン/観客動員数:1068万人
監督:イ・サンヨン
出演:マ・ドンソク、イ・ジュニョク、青木崇高、國村隼
★マ・ドンソク、ますます快調! 絶好調です!!
マ・ドンソク主演シリーズ最新作『犯罪都市 NO WAY OUT』イ・ジュニョク、青木崇高、國村隼が登場!日本版予告編【2024年2月23日公開】
3.『密輸(밀수)』
公開日:7月26日
興行収入:495億5302万ウォン/観客動員数:514万人
監督:リュ・スンワン
出演:キム・ヘス、ヨム・ジョンア、チョ・インソン
[밀수 Smugglers] 티저 예고편
4.『コンクリート・ユートピア(콘크리트 유토피아)』
公開日:8月9日(日本公開:2024年1月5日/公式サイト)
興行収入:373億1341万ウォン/観客動員数:385万人
監督:オム・テファ
出演:イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨン
★イ・ビョンホンの演技がすごすぎる! パク・ソジュンとパク・ボヨンも熱演です。私は真夏に見たのでそうでもなかったですが、この真冬に見ると、そして北陸大地震直後の今の時期に見ると、体の芯まで凍えるかも知れません。
映画『コンクリート・ユートピア』本予告
5.『露梁:死の海(노량: 죽음의 바다)』
公開日:12月20日(製作年:2021年)
興行収入:339億4014万ウォン/観客動員数:344万人
監督:キム・ハンミン
出演:キム・ユンソク、チョン・ジェヨン、パク・ユンシク
[노량: 죽음의 바다] 메인 예고편
6.『ラブリセット 30日後離婚します(30일)』
公開日:10月3日(製作年:2022年/日本公開:2024年3月29日/公式サイト)
興行収入:212億1655万ウォン/観客動員数:217万人
監督:ナム・デジュン
出演:カン・ハヌル、チョン・ソミン、キム・ソニョン
30 Days (2023) 30일 Movie Trailer | EONTALK
7.『チョン博士退魔研究所:ソルギョンの秘密(천박사 퇴마 연구소: 설경의 비밀)』
公開日:9月27日
興行収入:186億13万ウォン/観客動員数:192万人
監督:キム・ソンシク
出演:カン・ドンウォン、ホ・ジュノ、イ・ドンフィ
추!석엔 천!박사 [천박사 퇴마 연구소: 설경의 비밀] 티저 예고편 공개🔥|CJ ENM
8.『英雄(영웅)』
公開日:2022年12月21日(製作年:2020年)
興行収入:177億3489万ウォン/観客動員数:179万人
監督:ユン・ジェギュン
出演:キム・ゴウン、ペ・ジョンナム、イ・ヒョヌ
Hero (2022) 영웅 - Movie Trailer - Far East Films
9.『極限境界線 救出までの18日間(교섭)』
公開日:1月18日(日本公開:10月20日/公式サイト)
興行収入:174億2778万ウォン/観客動員数:172万人
監督:イム・スルレ
出演:ファン・ジョンミン、ヒョンビン、カン・ギヨン
映画『極限境界線 救出までの18日間』予告編【10月20日(金)全国順次ロードショー】
10.『眠り(잠)』
公開日:9月6日(製作年:2022年)
興行収入:138億6789万ウォン/観客動員数:147万人
監督:ユ・ジェソン
出演:チョン・ユミ、イ・ソンギュン
[잠] 메인 예고편
イ・ソンギュンも亡くなってしまいましたね。『キングメーカー 大統領を作った男』(2022)で素晴らしい存在感を示し、その魅力的な声と共に今後は主演俳優としてやっていける人だ、と確信させてくれたのに。ユ・アインもそうですが、個性的な俳優ほど精神面はもろいのでしょうか。ユ・アインは何とか立ち直ってほしいものです。がんばれ、韓国映画界!