『きっと、またあえる』の初日が明日に迫りましたが、ニテーシュ・ティワーリー監督からメッセージが届きました。おそらく、これまでに届いたインド映画人の作品公開向けメッセージでは、最長のものだと思います。『WAR ウォー!!』のリティク・ローシャンの時も「こんなに長くしゃべってくれてる!」と思ったのですが、あれが35秒で、ニテーシュ・ティワーリー監督のは何と2分25秒! まずはご覧下さい。
映画『きっと、またあえる』ティワーリー監督より「笑いと感動に溢れた映画」/コメント映像
誠実なお人柄そのままの語り口で、語られるエピソードも心温まるものばかりですね。日本語できちんとタイトルを繰り返して言って下さっているし、素晴らしいです。メッセージにあった2年前の日本旅行は、まったくのプライベートだったのでしょうか。前監督作『ダンガル きっと、つよくなる』(2016)の日本公開は2018年4月6日でしたが、その時にはゲストは誰も呼ばれなかったし(代わって、吉田沙保里さんとか日本のレスリング界の皆さんが、宣伝に関わって下さったのでした)、奥様のアシュヴィニー・アイヤル・ティワーリー監督の映画『ニュー・クラスメート』(2015)がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭で上映されたのは2016年6月でしたし(この時も監督は来日できなくて、プロデューサーがゲストでした)、どうも映画とは関係なく日本の旅を楽しまれたようです。今回もこんな状況でなかったら、ティワーリー監督は喜んで来て下さったと思うのですが、コロナ禍が返す返すも残念です。日本での反応次第では、インドのメディアが取り上げてくれると思いますので、明日はぜひ上映劇場にお運び下さい。
コロナ禍の日本の映画館でインド映画が上映される、というのは、インドの人々の間で注目を集めるようで、『WAR ウォー!!』はこちらやこちらで取り上げられていました。インドではまだ映画館は休館したままのため、「日本じゃ映画館がもう営業しているぞ!」というのをアピールする目的もあるのかも知れません。インドでの公開予定作品一覧を見ると、配信の予定が入っているのが8月中にリリースされる作品までなので、もしかしたら9月1日から映画館再開なのかも。「インドでヒットした『Chhichhore(チチョーレー/お気楽者)』、日本でも多くの観客を集める!」という記事が出るといいですねー。