ワクチン接種の予約、自衛隊大規模接種センターでは、あっけないぐらい簡単に予約ができてしまいました。しかも、空きが直近でも結構あります。土曜日の「インド映画講座」にいらした方からすぐ予約できると教えてもらい、それでも迷っていたのですが、本日、電気製品量販店から「《予約枠空きあり 6/8時点》東京大規模接種センターでのワクチン接種について」というメールが来るに及んで、「はぁ? ホントにガラ空きなんだ。地元の申し込みがグダグダと未開始で、それを待ってイライラするより大手町まで行っちゃおう!」となった次第です。予定が空いている日の都合のいい時間が2時間単位で選べるのもGood! というわけで、悩みが1つ減りました。
そんな作業をしていたので、本日はちょっと手抜きですが、来月公開されるインド映画2本のチラシをじっくり見ていただこうとご紹介をば。偶然ですが、どちらもチラシのトーンが似ていて、まるで相談してデザインしたみたいです。
『ダルバール 復讐人』 公式サイト
2020年/インド/タミル語/158分/原題:Darbar
監督:A.R.ムルガダース
主演:ラジニカーント、ナヤンターラ、ニヴェーダー・トーマス、ヨーギ・バーブ、スニール・シェッティー、プラティーク・バッバル、ナワーブ・シャー
配給:ツイン
※7月16日(金)より新宿ピカデリーほかにて2週間限定公開
『ジャッリカットゥ』 公式サイト
2019年/インド/マラヤーラム語/91分/原題:Jallikattu
監督:リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ
出演:アントニ・ヴァルギース、チェンバン・ヴィノード・ジョーズ、サーブモーン・アブドゥサマド、ジャーファル・イドゥッキ、シャーンティ・バーラクリシュナン
配給:ダゲレオ出版/イメージフォーラム・フィルム・シリーズ
※7月17日(土)よりイメージフォーラムにてロードショー
ラジニが勝つか、水牛が勝つか(いや、そういう話じゃないんだけど、ちょっと闘わせてみたい気も。『バーフバリ 伝説誕生』のバラーラデーヴァ王と牛の闘い以上に迫力ある闘いになるかもです)。ところで、『ジャッリカットゥ 牛の怒り』の「牛」は、チラシのストーリーを読んでいただければおわかりのように、正確に言うと「水牛」なんですね。インドではヒンドゥー教徒は、シヴァ神の乗り物である牛を聖なる動物として崇め、ノンヴェジ(非菜食主義者)の人でも牛は食べないのですが、ヒンドゥー教徒以外の人たちは水牛肉を食べることもあります。本作では登場人物の多くがキリスト教徒なので、「水牛肉カレーはご馳走」ということになって、そのおいしさが語られたりします。映画には登場しませんが、イスラーム教徒の肉屋も水牛肉を売ったりします。でも、昨今のモーディー政権下では、「本当に水牛肉なのか?」と肉屋さんが因縁を付けられることもよくあるようです。最近も、肉屋のシャキールさんという人が叩かれたという事件が起きました。というわけで、トラブルを避けるためもあってか、本作ではアニマトロニクスという手法による水牛の出演になっています。「動物は傷つけておりません」というのは映画の冒頭に出るきまり文句なのですが、本作も安心してご覧下さい。