香港国際映画祭(HKIFF)では、毎日盛りだくさんのイベントがあります。2日目は「韓国映画フォーカス」と題して、23日(水)に上映される『バッカス・レディ』と、22日(火)に上映される『魚男突変』こと『突然変異』を中心にしたイベントがありました。このほか韓国映画では『インサイダーズ/内部者たち』も上映されるのですが、残念ながらイ・ビョンホンはゲストでは来ないようで、『バッカス・レディ』と『突然変異』組がフル回転でした。両作品とも、チケット完売の超人気作です。
『バッカス・レディ』では、前日に引き続き、イ・ジェヨン監督と主演のユン・ヨジョン、ユン・ゲサンが登場。
ユン・ヨジョンは、とても68才とは思えない美しさで、姿勢もすごくきれいでした。『バッカス・レディ』では実は娼婦役なのですが、かわいくて、汚れた感じがしないオンニ(お姉さん)役です。
ユン・ゲサンも、彼女をやさしくエスコートして、いつも気遣っている様子が好感度大。今回は、ちょっとしまりがない役ですが、オンニの引き立て役ですからしょうがないですね。
そして、イ・ジェヨン監督。私の好きな『純愛譜』(2000)や、ヨン様主演の『スキャンダル』(2003)を撮った人ですが、童顔ながらかなりのイケメンで、特に笑顔が魅力的でした。
韓国映画界の重鎮キム・ドンホさんも昨日に続いてのご出席で、ユン・ヨジョンとのツーショットを撮らせていただきました。
『突然変異』組は、クォン・オグァン監督と魚男を演じたイ・グァンス。
監督はこれまた童顔で、背もあまり高くないため、イ・グァンスと並ぶとちょっとお気の毒。
イ・グァンスはまさにモデル体型で、とてもカッコ良かったです。
顔もとってもイケメンで、映画の中では遺影を除いてほとんど顔が出ないのが残念なぐらい。でも、魚男は異常にインパクトがあったので、この顔のギャップが話題になることは間違いなしでしょう。
で、この後『突然変異』の上映となったのですが、HKIFF始まって以来と言っていい人気で、入場を待つ列がぐるっとホールを一回りしてまだ続いています。HKIFFはすべて自由席のため、いつも入場を待つ列ができはするのですが、今回は文字通り長蛇の列でした。
やっと全員が場内に入ってからも、舞台挨拶のために監督とイ・グァンスが登壇しようとすると、歓声が飛び交い、ほぼ全員が立ち上がっての大撮影会となりました。
すごい人気なんですねー、イ・グァンス。というわけで、司会の方の声もうわずりがち。プレゼントをわたす人が舞台に駆けつけたりと、まるでファンミを見ているみたいでした。
もう少しアップにした写真も付けておきましょう。お、何やら目線をこちらにくれてますねー。
『突然変異』は奇想天外なストーリーの上、細部がなかなか面白く、ラストもハッピーエンドで大拍手となりました。ご紹介はまた後日、ということで、取り急ぎイ・グァンス超人気@香港のご報告まで。
<オマケ>衝撃的な『突然変異』の魚男はこちら(提供:HKIFF)。
イ・グァンスのあまりのカッコ良さにおったまげております。
ドラマや映画の中よりもcinetamaさまのこの写真(特にアップ)がカッコよくて、ドキドキしました。
舞台挨拶を見られた香港のみなさんが羨ましいです。
半魚人と化した『突然変異』(魚の顔が上手くできすぎていてちょっと怖いですが)も日本で見たいものです。
イ・グァンス、今調べてみて『コンフェッション』のあの気弱な青年とわかり、全然印象が違うのにびっくり。
人は化けますねー。
魚男はとってもよくできていて、あの唇が自然に動くんですよ~。
「あ、ちょっと乾燥気味だから、水かけてくれる?」とか、もうおかしくておかしくて。
韓国映画の発想は、ホントにスゴイですぅ~。