年末年始のお楽しみ、今年も<インディアンムービーウィーク(IMW)>のPart2の上映が開催されます。今年の目玉はマニラトナム監督作の前後編2部作『Ponniyin Selvan(カーヴェーリ河の息子)』の前編『PS1 黄金の河』(2022)。絢爛たる時代絵巻で話題になった作品ですが、古代から中世にかけて南インドで栄えたチョーラ朝のラージャラージャ1世(在位985年ー1016年)時代に入る直前のお話で、当時の宮廷の様子が再現され、豪華な衣装やセットに目が奪われます。また、渦巻く陰謀、その中を泳ぎ渡らねばならない王族たちと、彼らを助ける剣士、そして謎の女性の存在など、人気小説を原作としたストーリーも見る者をたっぷりと楽しませてくれます。インド映画ファン必見の作ですが、他にも注目作品がありますので、まずは豪華なラインアップをチェックしてみて下さい。
[特別上映]
『PS1 黄金の河』
2022年/タミル語/167分/原題:Ponniyin Selvan: Part One/ பொன்னியின் செல்வன் 1
監督:マニラトナム
出演:ヴィクラム、アイシュワリヤー・ラーイ、カールティ、トリシャー、ジェヤム・ラヴィ
©️Madras Talkies ©️Lyca Productions
10世紀末のタミル地方中部、チョーラ朝は最盛期を目前にしていたが、宮廷では王位簒奪の陰謀が進行していた。マルチスターの歴史絵巻。
©️Madras Talkies ©️Lyca Productions
『ストリートダンサー』
2020年/ヒンディー語/142分/原題:Street Dancer 3D
監督:レモ・デソウザ
出演:ヴァルン・ダワン、シュラッダー・カプール、プラブデーヴァ
©️Remo D’Souza Entertainment ©️T-Series ©️UTV Motion Pictures
舞台はロンドン。インド系移民とパキスタン系移民の2つのダンスグループは、常にライバル同士として争っていた。彼らはそれぞれのチームでダンスコンペティションに挑む。
©️Remo D’Souza Entertainment ©️T-Series ©️UTV Motion Pictures
[初上映]
『後継者』
2023年/タミル語/169分/原題:Varisu/வாரிச
監督:ヴァムシー・パイディパッリ
出演:ヴィジャイ、ラシュミカー・マンダンナ、サラトクマール
©️Sri Venkateswara Creations ©️PVP Cinema
大企業オーナー一族が住む屋敷に、当主と衝突して家を出ていた三男ヴィジャイが戻ってくる。彼は事業を引き継ぎバラバラの家族を結びつけようとする。ヴィジャイ(マスター 先生が来る!)主演、2023年1月公開のヒット作。
©️Sri Venkateswara Creations ©️PVP Cinema
『2つの愛が進行中』
2022年/タミル語/157分/原題:Kaathuvaakula Rendu Kaadhal/காத்துவாக்குல ரெண்டு காதல்
監督:ヴィグネーシュ・シヴァン
出演:ヴィジャイ・セードゥパティ、ナヤンターラ、サマンタほか
©︎Rowdy Pictures ©︎Seven Screen Studio
昼はタクシー運転手、夜はクラブの黒服として働くランボー。それぞれのシーンでカンマニ、カティージャという女性と知り合い、奇妙な三角関係に陥る。『俺だって極道さ』のヴィグネーシュ・シヴァンが監督し、ヴィジャイ・セードゥパティ、ナヤンターラ、サマンタ共演のシュールなロマンス。
©︎Rowdy Pictures ©︎Seven Screen Studio
[ヴィジャイ・セードゥパティ特集]
『ピザ 死霊館へのデリバリー』(2012/タミル語)
『途中のページが抜けている』(2012/タミル語)
『キケンな誘拐』(2013/タミル語)
『俺だって極道さ』(2015/タミル語)
『’96』(2018/タミル語)
『マスター 先生が来る!』(2021/タミル語)
[アンコール上映]
『お気楽探偵アトレヤ』(2019/テルグ語)
『狼と子羊の夜』(2013/タミル語)
『マジック』(2017/タミル語)
『火の道』(2012/ヒンディー語)
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2023年12月15日(金)〜2024年1月11日(木)
東京:キネカ大森
【チケット料金】2,000円(税込)均一
【主催】SPACEBOX
【公式サイト】https://imwjapan.com/ (準備中)